近年、国内外において、気候変動による記録的な豪雨、猛暑、台風などこれまで経験したことがない規模の自然災害が多発し、地球環境は深刻な状況になっています。
九州大学大学院芸術工学研究院と連携協力協定を締結した福岡県那珂川市は、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを目指し、「ゼロカーボンシティ那珂川」を宣言しています。大学院芸術工学府の演習において、那珂川市の南畑地区を対象に、自然・歴史・文化・産業に関して実地調査やデータ分析を行い、脱炭素の実現に向けたリジェネラティブ・ランドスケープデザインの構想を立案してきました。
南畑地域の歴史・自然資源や魅力を発掘し、活かすための環境デザインと、脱炭素(再生可能エネルギー・省エネ・炭素固定)の効果検証の融合という難しいテーマでしたが、学生たちは、水系のエネルギー資源と循環のトレイル、観光需要を活かした電動循環バスの提案、太陽光パネルと景観・農泊・芸泊・工泊、竹林を活用した地域・資源循環、バイオ炭を活かしたアグリツーリズム拠点と、それぞれのテーマに取り組み、地域の方々にもアンケートやインタビューなどで多くのご協力をいただきながら、最後まで粘り強く提案を行いました。
地域の皆様からは、農泊を進めていく上での可能性、居住者目線からみた太陽光パネルの景観評価、農業の持続可能性における初期コストの考え方など、多くの重要なご意見をいただき、最終発表会での議論は大変盛り上がりました。また、ぜひ実現したいと仰っていただいた提案も多くあり、とても嬉しいフィードバックをいただきました。
これからも、この取り組みを次の展開に向けて進めていきたいと思います。
那珂川市、南畑地区の皆様、本当にありがとうございました!!
九州大学大学院芸術工学研究院と連携協力協定を締結した福岡県那珂川市は、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを目指し、「ゼロカーボンシティ那珂川」を宣言しています。大学院芸術工学府の演習において、那珂川市の南畑地区を対象に、自然・歴史・文化・産業に関して実地調査やデータ分析を行い、脱炭素の実現に向けたリジェネラティブ・ランドスケープデザインの構想を立案してきました。
南畑地域の歴史・自然資源や魅力を発掘し、活かすための環境デザインと、脱炭素(再生可能エネルギー・省エネ・炭素固定)の効果検証の融合という難しいテーマでしたが、学生たちは、水系のエネルギー資源と循環のトレイル、観光需要を活かした電動循環バスの提案、太陽光パネルと景観・農泊・芸泊・工泊、竹林を活用した地域・資源循環、バイオ炭を活かしたアグリツーリズム拠点と、それぞれのテーマに取り組み、地域の方々にもアンケートやインタビューなどで多くのご協力をいただきながら、最後まで粘り強く提案を行いました。
地域の皆様からは、農泊を進めていく上での可能性、居住者目線からみた太陽光パネルの景観評価、農業の持続可能性における初期コストの考え方など、多くの重要なご意見をいただき、最終発表会での議論は大変盛り上がりました。また、ぜひ実現したいと仰っていただいた提案も多くあり、とても嬉しいフィードバックをいただきました。
これからも、この取り組みを次の展開に向けて進めていきたいと思います。
那珂川市、南畑地区の皆様、本当にありがとうございました!!