
2025年1月23日、聴覚障害のある人に向けたコンサートでの多様な情報保障を実験し、情報保障の未来について話し合うコンサート&公開講座「見える音楽?~だれもが楽しめる音楽を目指して~」を実施し、そのダイジェスト動画を芸工公式YouTubeで公開しました。
九州大学大学院芸術工学府では、様々なコースの学生が課題解決にむけて集まる科目「スタジオプロジェクト」を開講しています。2024年度開講のスタジオプロジェクト科目の一つ「ホールマネジメントエンジニアリングプロジェクト」では、近年増加している、劇場における情報保障などを通じ福祉的な配慮を行ったコンサートについて考案しました。 今回のコンサートでは、音がきこえる人もきこえない人も一緒に音楽を楽しめるようにするにはどうすればいいのか、九州大学大学院芸術工学府と福岡県聴覚障害者協会青年部がともに考えました。聴覚障害のある人に向けた、コンサートでの多様な情報保障を実験し、演奏後には公開講座の形式で、情報保障の未来について話し合いました。
■演奏曲目:
「登取」 作曲:河合 拓始
「あじミずモ」 作曲:河合 拓始
「ピアノ音楽・第二」 作曲:一柳 慧
「火水の儀」 作曲:河合 拓始
■演奏者:
河合 拓始(作曲家、ピアニスト)
上野 ゆみこ(打楽器)
内田 遼(トロンボーン)
栫 大也(オーボエ)
長津 結一郎(鍵盤ハーモニカ)
■登壇者:
鈴木 玲雄(福岡県聴覚障害者協会) Sasa/Marie(サイン・ポエット)
長津 結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
■撮影・編集:仁田原 力
■主催:九州大学大学院芸術工学府「スタジオプロジェクトIV-B(ホールマネジメントエンジニアリングプロジェクト) 」(指導教員:尾本章、長津結一郎)
■共催:九州大学大学院芸術工学研究院附属社会包摂デザイン・イニシアティブ
■後援:福岡市
■助成:一般財団法人曽田豊二記念財団、科学研究費補助金JP21H03764、JP24K03222、JP 23K17491、JP23K25142 JASRAC V-2419205
