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【臨時開設】「認知症と社会包摂デザイン」未来構想プラットフォーム演習

夏学期の授業として、6/11~6/26 以下の授業の履修登録を受け付けています。

(この授業は九州大学芸術工学部の学生を対象とした授業です。)


「未来構想プラットフォーム演習  ー 認知症と社会包摂デザイン」

◯ 設置学科:環境設計学科、工業設計学科、画像設計学科、音響設計学科、芸術情報設計学科
◯ 対象学年等: 2,3年生
◯ 選択・選択
◯ 単位数:1
◯ 授業形態:演習  オンライン(ライブ及びオンデマンド)(一部対面の場合あり)
◯ 初回及びライブ講義時間 木曜5限(16:40~18:10)
(指定回は1週間以内オンデマンド受講可となっています。希望される方は具体的に相談してください)
◯ 受講人数:20人(申込多数の場合は抽選)
◯ 申込方法:6/11~6/26(金) 芸工教務係gkgkyomu[at]jimu.kyushu-u.ac.jp

◯ カリキュラム
7/2 第1回目:ガイダンス、及び「社会包摂デザインについて」「これまでの福祉とデザインについて」オンデマンド受講可
7/9 第2回目:クロストーク①「介護現場からみる認知症ケアの現在地」オンデマンド受講可
7/16 第3回目:クロストーク②「パーソンセンタードデザイン」と「これからのニンゲン」+課題提示、オンデマンド受講可

以下スケジュールは、受講者の状況や社会状況の変化により、変更の場合があります。
7/23 第4回目:課題アプローチのショートプレゼンテーション。リサーチ&プランニングの方法
7/30 第5回目:グループ発表
8/6 第6回目:フィードバックミーティング(グループごと個別)
8/13 第7回目:発表、評価

◯ 授業主旨
 認知症の課題とは何なのか、それに対してデザインがどのようななプローチがあるのかなどを考えるために、「介護現場からみる認知症ケアの実際」や「行政の施策のがどのように作られているのか」を最前線の現場の方をお招きします。
 認知症の包括的で統合的な課題設定にこだわることで、政策や制度が縦割りであったために見落とされてきた問題、断片的にアプローチされてきた問題を乗り越えることを目指します。この「新たな課題設定」は、行政はもちろん企業においても、新たなサービスコンセプトや市場を見出す契機となり、イノベーションを誘発すると考えています。 (大牟田未来共創センターより)
 認知症の現状の理解とアプローチ方法を社会包摂の概念から理解し、社会包摂的な介護デザインの社会実装のための計画方法を理解し、計画設計を試みます。

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本授業は、新しい学科の主に3年生に行われるコース融合プロジェクトを想定しています。テーマに対して複数のアプローチから考える基盤的デザインの演習の基本となる表現スキルや方法などを実践的に取得します。特に、社会構想や未来構想など社会や環境及び科学やアートとデザインの関係性を重視した課題を設定し、その解決のための方法や概念の取得を目指す。また同時にその解決のための新たな問題設定を行う訓練ともなります。
専門性を生かしつつ、従来のデザイン領域の枠を超えた広範なデザインスキルや知識の習得を図る「プラットフォーム」や「共通課題」の認識を高めることをめざします。