
社会包摂デザイン・イニシアティブでは、プロジェクトのひとつとして、意匠学会の全国大会が九州大学芸術工学研究院で開催されることに合わせ、多様性と社会包摂のデザインをテーマとしたシンポジウムを、意匠学会との共同主催で実施します。
社会包摂デザインは、従来のデザインがかたちや色などモノのデザインを中心とした活動であるとすれば、社会の〈仕組み〉のデザインに特徴のひとつがあります。
であるならば、かたちや色を中心とする従来の「意匠」としてのデザイン概念とどのような関係にあるのか、を改めて問うことが必要でしょう。
また、もうひとつのキーワードである「多様性」を真剣に捉えれば、普遍的な標準化を目標としていた近代デザインの価値に関わる問題も無視できないでしょう。
このシンポジウムでは、こうした問題を取り上げます。そのために、まず社会包摂デザインイニシアチブの基本的な考え方と実践について紹介し、社会包摂デザインの基本概念を共有します。次に、視覚デザインの領域を中心とした3名の専門家から講演いただきます。最後にディスカッションを通して、意匠としてのデザインと社会包摂デザインとが協働するための条件や今後の有意義な関係のあり方を探ってゆきます。
【 日 時 】2021年9月12日(日) 14:00~
【開催方法】オンライン
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