公開日:2025.03.13

共に考え、共につくる

伊藤 慎一郎さん
京都産業大学
- 2013年 芸術工学部音響設計学科卒業
- 2013年- 2014年 アムステルダム応用科学大学交換留学
- 2015年 大学院芸術工学府デザインストラテジー専攻修士課程修了
- 2015年- 2018年 九州大学大学院芸術工学研究院テクニカルスタッフ
- 2018年- 現在 京都産業大学 情報理工学部 准教授
関連する学科・コース・専攻
- ストラテジックデザインコース(大学院)
- 音響設計コース(学部)
- 音響設計学科
- デザインストラテジー専攻
現在のお仕事について教えてください
京都の大学にて、3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機械を活用したデジタルものづくりに取り組んでいます。また、大学院生の時からテーマとしているインクルーシブデザインを軸に、社会的なデザインの教育と研究も行っています。さらに、持続可能性や社会包摂を目指し、世界中の人々と共に考え、共につくる市民参加型ワークショップを企画・設計し、定期的に開催しています。これらの活動を通じて、社会的なデザインの可能性を実践しながら探究しています。

あなたの芸工生時代についてお聞かせください
学部生時代は音響設計を学び、音楽系サークルやPA・レコーディングのサークルで活動しました。その中で、芸術工学(デザイン)の可能性に出会い、大学院ではデザインストラテジーを専攻しました。大学院生の時にオランダのアムステルダム応用科学大学へ交換留学し、デジタルものづくりや社会的デザインについて国際的な視野で学びました。芸工生時代に「技術の人間化」という概念に触れたことは、現在の活動の基盤となっています。

受験生に向けてのメッセージ
受験生の頃、実はデザインや芸術工学への興味はありませんでした。音響設計を学びたい一心で九州大学芸術工学部を目指し、芸工でデザインと出会い、人生が変わりました。
「卒業生の声」を読み、「わからないけど面白そう」と思ったり、ドキドキワクワクした人へ芸工をおすすめします。