卒業生の声

公開日:2020.12.07

ヒトとクルマとが繋がる感覚を、音で体現する

髙﨑 神風さん

マツダ株式会社

  • 2016年 音響設計学科卒業
  • 2018年 大学院芸術工学専攻コミュニケーションデザイン科学コース修士課程修了
  • 2018年 - 現在 マツダ株式会社 車両開発本部 NVH性能開発部 第1NVH開発Gr. エンジニア
関連する学科・コース・専攻
  • 音響設計コース(学部)
  • 音響設計コース(大学院)
  • コミュニケーションデザイン科学コース
  • 音響設計学科

現在のお仕事について教えてください

自動車の騒音(Noise)、振動(Vibration)、乗り心地(Harshness)を改善し、静粛性をつくりこむ仕事をしています。お客様にリラックスできる車室内空間を提供するとともに、車の反応を示す音を届けることで、クルマとの一体感を感じていただけるよう開発を行っています。最近は、マツダ初の電気自動車であるMX-30の開発に携わっており、音による「繋がり」を強く感じられるクルマとなっています。

あなたの芸工生時代についてお聞かせください

大学の4年間は学業の傍ら、部活のヨット部にバンドに忙しい日々を過ごしました。好きな自動車をテーマに研究がしたかったため、大学院では山内勝也先生に師事し、電気自動車の車外音について取り組みました。奔放な学生であった私を、音響学という唯一無二の面白さに引き込んでいただいた恩師には大変感謝しております。目には見えない音が、どのように発生し、どのように伝わり、どのように人が感じるのか。芸工で得られた、音に関する様々な知見が、エンジニアという仕事のなかでも非常に役立っています。

受験生に向けてのメッセージ

芸術工学というように、ここで学べるのはアート/エンジニアリングの双方という稀有な学科です。将来を見据えている人にも、まだまだ曖昧な人にも、芸工には多くの興味深い事柄が待っています。是非、自分が没頭できるものを探してみてください。