【学生の展示】「未来のすがた展」

芸術工学部未来構想デザインコース3年生有志による自主展示企画「未来のすがた展」を下記のとおり開催します。
どなたでもご来場頂けますので、みなさまのご来場をお待ちしています。



– 未来のすがた展 –

日時:2023年2月13日(月)-15日(水) 10-19時  ※15日のみ10-17時
場所:九州大学大橋キャンパス 1号館2階ギャラリー

『僕らのすがたは、いまどんな風で、これからどんな未来へ向かおうとしているのか』

3センチの空をつかまえる家(第29回ユニオン造形デザイン賞 銀賞)

ビルの輪郭に切り取られた幅3センチの空に、心が躍った。私たちの頭の上に当たり前のように覆いかぶさる大空は、小さくトリミングされるとこんなにも美しかったのか。同じような高さのビルが立ち並ぶこの地方都市に隠れていた美しい空だ。

私はこの3センチの空をつかまえる家を、ビルの隙間に建てた。家の壁が空を切り取るように、丁寧に。
すると、切り取られた空が反射して、私を柔らかく包み込んだ。重力を忘れてしまいそうになるほど、そっと優しく。
そしてそこには、空に切り取られた空がいた。
その空は余計に美しく、とても大きかった。

ここは私にとっての「大きな家」。
添付ファイル
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国際化への取り組み:ハラルフードプロジェクト

芸術工学研究院では国際化に向けてさまざまな取り組みを実施しています。その一環で学生の文化的多様性を支援する活動をご紹介します。

現在、芸工には、約15名のムスリムの留学生がいます。九州大学の他キャンパスではハラルフードを提供していますが、大橋キャンパスでは残念ながらハラルフードを提供していませんでした。そのため、ムスリムの学生は他の学生と同じように学食を利用するのが難しく、毎日お弁当を持参するか自宅に帰ってお昼を食べていました。また、食べ物が理由で研究室行事などに参加できずに気まずい思いをしていた学生もいました。

そこで、芸工インターナショナルオフィスが企画して、まずはハラルフードを知る機会を作ることから始めました。
大学生協とロイヤル株式会社の協力を得て、冷凍ハラル弁当の試食会を2022年12月20日(火)に開催しました。
ハラルフードとは何か?を学生が説明し、バターチキンカレーや牛丼、スパイシーチキンライスなどのお弁当を試食しました。最後に学生が事前に準備したアンケートに答えてもらい、大橋キャンパスでの販売の可能性を検討してもらうことにしました。
当日は、ムスリムの学生だけでなく、日本人の学生も含む約30名の参加がありました。

試食会後のアンケートには、22名から回答があり、留学生、日本人学生ともに大変好評な答えでした。アンケート結果を踏まえて、2023年1月27日(金)より、約5種類の冷凍ハラル弁当が生協大橋店でも購入できるようになりました。
みなさんもぜひご賞味ください。

試食会では、ムスリムの学生だけでなく、日本人やさまざまな国の留学生が一緒に楽しく食事をすることができました。イベントに参加したムスリムの学生から、「日本で初めて日本の人と同じ体験を共有できたと感じた」という声がありました。
このプロジェクトを通して、誰かと一緒に食事をすることが、多様な文化を知るきっかけになることを肌で感じました。

最後に、ハラルフードとは何かを学生がまとめた資料を添付ファイルとして掲載します。ぜひご覧ください。

芸工インターナショナルオフィスでは、今後も楽しみながら、お互いのことを知る機会をいろんな形で作っていきたいと思います。
添付ファイル

国際化への取り組み:2022年度後期の芸工サポーター活動

2022年度後期に実施した芸工サポーターの活動内容をご紹介します!
少しずつ学内の制限も緩和され、食事を伴うイベントも開催することができました。

1. Welcome Partyの開催

2022年11月11日(金)18:00~20:00に3号館の留学生交流室にてWelcome Partyを開催しました。新入留学生12名を含む計30名の留学生が参加し、みんなでお寿司やビザを食べながら交流を深めました。

2. Field Tripの実施

2022年12月17日(土)に今年度二度目のField trip を実施しました。
ドイツからの留学生と芸工サポーターで企画し、唐津へ行きました。
合計12名の参加者とともに唐津城見学、唐津焼体験、鏡山のハイキングなどを楽しみました。
留学生と一緒に佐賀の自然と文化両方に触れることができ、充実した旅行になりました。

芸術工学部・芸術工学府の国際交流関係に関する最新情報はGeiko Global Webサイトをご覧ください。

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「デザイン×アントレプレナーシップ グローバルシンポジウム2023」を2/11に開催

このたび、大学院芸術工学研究院、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)、福岡未来創造プラットフォームは、「デザイン×アントレプレナーシップ グローバルシンポジウム2023」を2/11(土)に開催します。

本シンポジウムでは、アントレプレナーシップとデザインの融合で何ができるか、を実際の活動をケーススタディとして共有し、今後のあり方についてディスカッションします。

対面とオンラインで開催しますので、どなたでもお気軽にご参加ください。


デザイン×アントレプレナーシップ グローバルシンポジウム2023

▪開催日時:2023年2月11日(土) 18:30-21:00
▪開催方法:対面+オンライン(Zoom)
▪開催場所:福岡市科学館6Fサイエンスホール(福岡市中央区六本松4-2-1)
参加費:無料

ご参加の際は、事前のお申込が必要です。
>>>お申込はこちらから

プログラム:
基調講演「Leading with Creativity」
IDEO Tokyo Managing Director 野々村健一

スウェーデンチャルマース工科大学*研究報告(和訳説明付)
*Division of Entrepreneurship and Strategy, Department of Technology Management and Economics Chalmers University of Technology, Gothenburg, Sweden
・研究報告1 Yashar Mansoori, Postdoctoral Scholar
・研究報告2 Martin Olof ErlandStockhaus, PhD Candidate 

パネルディスカッション
・学生プロジェクト+SLUSH報告
 九州大学経済学府産業マネジメント専攻 修士学生 吉田旭
    九州大学統合新領域学府 修士学生 日向野秋穂
・パネリスト
 IDEO Tokyo Managing Director 野々村健一
 株式会社リクルートプロダクト統括本部プロダクトマネジメント統括室 浜田なつか
 九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)教授/副センター長 五十嵐伸吾
 九州大学大学院芸術工学研究院教授 平井康之

主催:九州大学大学院芸術工学研究院、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)、福岡未来創造プラットフォーム
  共催:Fukuoka School of Entrepreneurship(F.S.E)

※本シンポジウムは、日本貿易振興機構(ジェトロ)福岡貿易情報センターの委託事業として実施しております。

お問い合せ先
九州大学大学院芸術工学研究院 平井研究室 hirai@design.kyushu-u.ac.jp

添付ファイル
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Friday Night @KidZania -ライフシミュレーション2023-

このプログラムはキッザニア福岡との共同授業で、九州大学大学院芸術工学府「スタジオプロジェクト」および芸術工学部「コース融合プロジェクト」の科目として2022年度後期に実施したものです。九州大学芸術工学部・大学院芸術工学府の学生が、高校生と大学生を対象に将来グローバルに働くことについて知るための体験型イベントをデザインしました。授業は全て英語で実施しました。学生は、キッザニア独自のコンテンツ制作手法を学んだりキッザニア福岡でのフィールドワークや体験のプロトタイピングをしながら体験型イベントをデザインしました。履修生は日本、ドイツ、ブラジル、インドネシア、イラン、中国からの23名で内訳は学部生7名、大学院生が15名、研究生が1名でした。学年も国籍も異なる多様な学生がチームに分かれて次の4つのコンテンツをデザインしました。

自分探しの旅
会場に散りばめられたステーションでクイズやVR体験をしながら、自分の性格診断を行います。旅の最後には性格診断の結果に基づいて自分に適した職業を見つけることができます。

SCMゲーム
サプライチェーンマネジメントの仕事を体験するオリジナルのカードゲームをデザインしました。来場者はカードゲームで遊びながら一つの製品が出来上がるまでに関係する会社や素材を知ることができます。

We♡Food
日本、インドネシア、ブラジル、ドイツ、4カ国のアンバサダーと交流しながら、それぞれの国のフードロス事情を知り解決策を考え提案する体験です。

Infinity Room for Self-reflection
星が煌めくようなインフィニティルームでゆったりと自分について振り返り、将来を展望するための空間と体験の場をデザインしました。お土産に自分のパーソナルポストカードも持ち帰ることができます。

授業の最後には、学生が制作したコンテンツをキッザニア福岡で高校生以上の学生限定で体験型イベントとして実施しました。当日は高校生や大学生など57名の参加者が来場し、各ブースをまわってイベントを楽しみました。来場者は「B to Bって単語だけ見ると難しそうだけど、ゲーム感覚で学ぶとすごく楽しくて、『楽しみながら学ぶ』キッザニアのコンセプトにぴったりだなぁと思いました。」、「自分が何に向いているのかについて改めて知るきっかけとなったのでよかったです!」など将来の仕事について楽しく考えることができたとコメントしました。


■日時:2023年1月20日(金)17:00-21:00
■場所:キッザニア福岡
■共催:九州大学大学院芸術工学研究院、KCJGROUP株式会社事業開発部

国際化への取り組み:授業「デザインと日本B/日本デザインの理解B」

「デザインと日本B/日本デザインの理解B 」は九州大学の全学部・学府の学生(留学生、交換留学生を含む)を対象とした新しい選択科目で、全て英語で実施しました。

本授業は、日本のデザインについて様々なテーマと視点から学び、実践的に取り組むことで、深い洞察力をもって日本のデザインについて発信できる人材の育成を目的としています。

授業は、日本のアートとデザインの5つの側面について、エクスカーションを含む講義とワークショップ形式で実施しました。
身体と感覚に焦点を当て、現代と伝統的なデザインとアートの実践に取り組みました。芸術工学研究院の教員に加え、琴・舞踏・香りの現象学の専門家を招き、講義や体験型のセッションを行いました。また、学生たちはエクスカーションで八女市を訪れ、職人から伝統的な線香の作り方を学びました。さまざまな学びと実践を経て、学生たちはグループごとにダンス/アート/音楽作品を制作し、最終発表会で披露しました。「The Sense Festival」と名付けられたこの最終発表会は、2023年1月22日(日)に大橋キャンパス多次元ホールで開催し、一般公開しました。展示やパフォーマンスで構成された本発表会では、来場者は聴覚・嗅覚・感情など感性の融合や分離を体験することができました。

本授業には定員を上回る38名の参加希望がありましたが、今回は25名の学生と4名の聴講生が履修しました。日本、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、グアテマラ、インドネシア、イラン、ミャンマーの計9か国の学生が履修し、全体の約90%が留学生、10%が日本人学生でした。さまざまな国、文化、デザインスキルを持つ学生が集まり、共通のゴールに向かって話し合い、一緒に作業する中で、学生たちは互いに自分とは異なる視点を得て、充実した学習体験ができたことでしょう。

芸術工学研究院では、今後もこうした英語による授業や留学生との交流機会を増やし、国際化を推進します。


「デザインと日本B/日本デザインの理解B

■開講期間
2022年10月5日(水)~2023年1月22日(日)

プログラム
第1回 ガイダンス
日時:10月5日(水) 4限
担当教員:Daryl JAMIESON、下村萌(芸術工学研究院)

第2回 アートと知覚
日時:10月12日(水) 4限
担当教員:牧野豊(芸術工学研究院)

第3回 音と構成
日時:10月19日(水) 4限
担当教員:Daryl JAMIESON(芸術工学研究院)

第4回 琴
日時:10月26日(水) 4限
担当教員:マクイーン時田 深山

第5回 香りの現象学
日時:11月12日(土) 1限
担当教員: Lorenzo MARINUCCI

第6-8回 エクスカーション:伝統線香づくり
日時:11月12日(土) 9:00-17:00
担当教員:Daryl JAMIESON(芸術工学研究院)、 Lorenzo MARINUCCI、馬場水車場

第9回 舞踏と動き
日時:11月16日(水) 4限
担当教員:浅井 信好

第10回 グループワーク1
日時:11月30日(水) 4限
担当教員:Daryl JAMIESON、結城円(芸術工学研究院)

第11回 グループワーク2
日時:12月14日(水) 4限
担当教員:Daryl JAMIESON、結城円(芸術工学研究院)

第12回 グループワーク3
日時:1月11日(水) 4限
担当教員:Daryl JAMIESON、結城円(芸術工学研究院)

第13回 グループワーク4
日時:1月18日(水) 4限
担当教員:Daryl JAMIESON、結城円(芸術工学研究院)

第14-15回 一般公開プレゼンテーション
日時:1月22日(日) 13:00-16:20
担当教員:Daryl JAMIESON、結城円 、下村萌(芸術工学研究院)

■単位数
2 単位

■お問い合わせ
九州大学大学院芸術工学研究院 芸工インターナショナルオフィス
intl-ofc@design.kyushu-u.ac.jp

【受賞】「第9回福岡県木造・木質化建築賞」で卒業生と教員がダブル受賞しました

芸術工学府デザインストラテジー専攻修了生 佐々木翔さんらの設計による『南畑ピノキオ森のこども園』と、環境設計部門 岩元真明助教らの設計による『屋根裏の家』の2作品が、第9回福岡県木造・木質化建築賞・木造の部においてそれぞれ優秀賞を受賞しました。

『南畑ピノキオ森のこども園』は“那珂川市産ヒノキの床材や小型断面の柱材が利用されたスタイリッシュな園舎“として、『屋根裏の家』は“小断面軸材の格子を組むことで立体的に空間設計された木造住宅“として評価されました。


<画像上>『南畑ピノキオ森のこども園』(撮影:中村絵)
<画像下>『屋根裏の家』(撮影:表恒匡)

参照リンク

【展示】未来構想デザインコース尾方研究室 疋田睦 個展「Curiosity」を開催

芸術工学府コンテンツ・クリエーティブデザインコース修了生で、未来構想デザインコース尾方研究室 テクニカルスタッフ疋田睦さんの個展「Curiosity」が下記のとおり開催されます。
みなさま是非ご来場ください。


疋田睦 個展 Curiosity

流動が生み出すカタチ
曖昧な存在や意識
好奇心の赴くままに実験的に表現します

パラフィンワックス、レジン、アクリル画、その他を用いたインスタレーション
(卒業研究 修士研究)

開催日時:2月11日(土)〜2月21日(火) 13:00〜18:00
     休廊日 15日(水)
     在廊日 12日(日)・19日(日)

会場:gallery wabi
   宗像市田久2-11-12-202
   JR赤間駅より徒歩7分
   会場MAPはこちら  

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【ご案内】令和4年度九州大学芸術工学部 卒業研究発表会・展示会

 令和4年度卒業予定者の研究の集大成として、卒業研究展示会及び発表会を実施します。
開催日時や場所は、各学科や内容により異なりますので、詳細は添付のファイルをご確認ください。


※新型コロナウィルス感染症の拡大状況によっては内容が一部変更になる場合があります。
ご来場前に、最新の状況を芸術工学部ホームページでご確認いただきますようお願いいたします。
体調不良の際にはご来学をお控えいただく等、感染拡大の各種防止策にご協力いただきますよう予めお願いいたします。


【令和4年度 九州大学芸術工学部 卒業研究展示会・発表会】

◆日時
2023年2月17日(金)~19日(日)

◆場所
大橋キャンパス
※一部、オンライン開催

◆入場料
無料
添付ファイル

【研究紹介】九州大学Webサイトに石井達郎准教授の研究紹介が掲載されました

九州大学Webサイトの「芸術工学研究院 研究紹介」ページに、メディアデザイン部門 石井達郎准教授『テレビやスクリーンの枠を超える「拡張映像」をデザインするが掲載されました。

下記参照リンクよりぜひご覧ください。

参照リンク

砂漠のスクリーン(第29回空間デザイン・コンペティション 入選)

ガラスは映像を可視化させる感光板のような半透明のスクリーンである。
イメージは光だけをその面に留めて実在的な作用は通過する。
建築にはその土地の気候や歴史を記憶し留める働きがある。
ガラスは美しい景色を映すだけでなく、風土そのものを受けとめることもできるのではないだろうか。
ガラスの文化が生まれたといわれる砂漠の大地で砂粒や傷を受けとめる。
本提案では、砂漠に「現場打ち」のガラス建築を想定し、それにより行き交う人々の拠り所を提案する、建築は砂漠で蜃気楼のように立ち上がる。
添付ファイル
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