【シンポジウム】サイエンスとデザイン5「AIとヒト」を開催

九州大学未来デザイン学センターでは、以下の通り「AIとヒト」をテーマにシンポジウムを行います。
興味がある方はぜひご参加ください。



[日時] 2022年3月4日(金)15:00~18:15

[開催方法] Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
※下記のフォームより申し込みをお願いします。お申し込みいただいた方へ、開催前日までに開催形式とZoomミーティングIDとパスコードをメールでお知らせいたします。

[参加費] 無料

[開催内容] 
近年人工知能(Artifitial Inteligence:AI)研究の発展はすさまじく、ヒトを対象とした基礎研究や応用においてもその重要性が高まっています。また、人工知能技術は現代社会のあらゆる分野と関連し、未来のよりよいヒトと社会の関係について議論していくうえで、AIに関する知識は欠かせなくなってきています。本シンポジウムでは、AIを用いて第一線でヒトの研究を行っている研究者の方々のお話から、ヒトとAIにまつわるサイエンスとデザインについて迫ります。

[プログラム]
15:00〜 開会の挨拶
15:05〜 趣旨説明
15:10〜16:00 講演1:大草 孝介 先生(横浜市立大学データサイエンス学部准教授)
「生理・性格データからの快不快情動の統計的推測」
16:05〜16:55 講演2:丸山 修 先生(九州大学芸術工学研究院 准教授)
「生物データの分散表現化」
17:10〜18:10 講演3:西本 伸志 先生(大阪大学大学院生命機能研究科)
「ヒト脳内情報表現とAI」
18:10〜18:15 閉会の挨拶
司会:元村祐貴(九州大学芸術工学研究院 助教)

主催:九州大学未来デザイン学センター人間環境デザイン部門
共催:九州大学大学院芸術工学研究院、九州大学応用生理人類学研究センター、九州大学応用知覚科学研究センター、日本生理人類学会感性・脳科学研究部会、データサイエンス研究部会

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中洲・映画まちづくりプロジェクト キックオフイベントを開催「河瀨直美の映画を通したひとまち育て」

九州大学大学院芸術工学研究院は、かつて日本一の映画まちとも言われた中洲の人々と一緒に映画・エンターテイメントを通した新たな中洲のまちづくりを考えるプロジェクトを始動します。
第一回は、奈良に根差して国際的評価の高い映画を多く創り、なら国際映画祭でひとまち育てしてこられた河瀨直美監督をゲストとしてお迎えし、河瀨直美監督のトーク&映画「朝が来る」上映を行うとともに、中洲や映画・エンターテインメントに関わっておられる方々によるパネルディスカッションを行います。


[日時]2022年3月19日㈯14:00~18:10
[場所]大洋映画劇場
[入場料]¥1,000

PROGRAM
13:30 開場
14:00 開会
趣旨説明 九州大学芸術工学研究院教授 近藤 加代子
ご挨拶  九州大学芸術工学研究院長 尾本 章
     中洲町連合会長 南原 茂
14:10~16:30 
「朝が来る」上映(5分休憩)
16:35~17:25
河瀬 直美監督トーク(司会 安部 良)
「映画づくり、映画を通したひと・まち育て」
17:25~18:10
パネルディスカッション(司会 安部 良)
「中洲のまちと映画・エンターテイメント~過去・現在・未来~」

添付ファイル
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リスのように住まう(第15回長谷工住まいのデザインコンペティション優秀賞)

 コロナの時代での集合住宅において、住まい方の画一化が進行した。そこで、「住まうことの豊かさとは何か」という問いを今一度問い直す必要があると考えた。本提案では、リスに注目した。リスがその問いに対するヒントを示唆していると考えたからだ。リスが樹洞を拠点として枝を動き回るように、人々が生活する。人々が自ら積極的に居心地を求めて動き回るような集合住宅。住まうことの豊かさとは、「自分の気持ちに正直になって居心地の良い場所を望み動くこと」なのではないだろうか。
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オンラインシンポジウム「共創するケア|互いの〈できる〉がひらくとき」を開催

社会包摂デザイン・イニシアティブでは、認知症ケアに関する産学官民の共同研究プロジェクトに取り組んでいます。
2020年10月より、認知症にまつわる人と人の関係性を変え、新たな価値を共創する仕組みを社会に実装すべく、当事者と介護者を交えた「共創的アート活動」がもたらす効果の検証、研究を進めてきました。2年間の研究期間で、認知症包摂社会の実現へつながる「共創的アート活動」の実装シナリオを策定することを目指しています。

本シンポジウムでは、認知症当事者と介護者のあいだに立ち起こる「共創」的コミュニケーションについて、医療介護施設での即興演劇を用いた活動ケースをもとに、本研究開発事業の中間報告を行います。あわせて、関連事例として『旅のことばー認知症とともによりよく生きるためのヒント』の紹介も交え、これからの認知症当事者とのコミュニケーションについてのパネルディスカッションを実施します。

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日 時:2022年2月20日(日)13:30〜15:00

会 場:オンライン会議ツール zoom 上にて実施

参加費:無料

受講者:認知症の方の潜在能力を引き出すコミュニケーションを理解し、身につけることに
    関心がある方ならどなたでもご参加いただけます
    ・ 認知症介護に関わる関係者や研究者
    ・ 認知症に関連するサービス開発に携わる関係者やアーティスト など

主催:「認知症包摂型社会モデルに基づく多様な主体による共創のシナリオ策定」プロジェクト
    *本研究開発活動はJST、RISTEX、JPMJRX20A1 の支援を受けたものです。
後援: 九州大学大学院芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブ

お申込み:下記の申込みフォームにご入力ください
 (事前に、開催日当日のZOOMミーティングID等をお知らせいたします)

実施概要:

13:30〜15:00(90分)公開シンポジウム
[進行] 堀田聰子(慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 教授)

▶︎当プロジェクトの概要紹介
—内田 直樹(医療法人すずらん会たろうクリニック院長)

▶︎事例1:当プロジェクトによる「共創的アート活動」についてのご報告
—中村美亜(九州大学大学院准教授/九州大学 社会包摂デザイン・イニシアティブ)

▶︎事例2:『旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント』活用事例について
—岡田誠(認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ〈DFJI〉共同代表理事/富士通株式会社フィールド・イノベーション本部フィールド・イノベータ)

▶︎パネルディスカッション:両事例から探る認知症当事者とのコミュニケーションについて

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【本事業について】
「認知症包摂型社会モデルに基づく多様な主体による共創のシナリオ策定」について
JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)における戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)にて令和2年度に採択されました「認知症包摂型社会モデルに基づく多様な主体による共創のシナリオ策定」として、以下目標に向けた取組みを行うプロジェクトです(事業期間:2020年10月〜2022年9月)。

【プロジェクトの目標】
本事業では、認知症包摂社会の実現に向けて、認知症にまつわる人と人との関係性を変え、新しい価値を共創する仕組みを社会に実装することを目指します。
そのために、認知症の方々が関わる場(例:介護施設やビジネス開発の場等)に「共創的アート活動」を導入することで、「支援するーされる」という関係性を超えて、認知症の人と支援者等との対話から新しいサービスが創出されるための方法・プロセス・評価基準を明らかにすべく、研究を進めています。

【主な研究参画・協力機関】
・医療法人すずらん会 たろうクリニック
・福岡市 保健福祉局 高齢社会部 認知症支援課
・九州大学 大学院芸術工学研究院
・ラボラトリオ株式会社
・NPO法人ドネルモ

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第2回半農半アートフォーラム「農とアートの営み」を開催

九州大学大学院芸術工学研究院附属社会包摂デザイン・イニシアティブでは、「半農半アート」のライフスタイルを基盤とした包摂型地域づくりや農業ボランティアの新しいしくみモデルについて考えるため、1年間にわたり研究会等を開催してきました。
このたび、今年度の総括としてフォーラムを実施します。(新型コロナウィルスの感染拡大状況によって内容が変更になる場合があります。)



第2回 半農半アートフォーラム「農とアートの営み」

■日時:2021年2⽉20⽇(⽇)14:00~17:00
・ハイブリッド形式で実施(対⾯実施+配信)予定でしたが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、オンラインのみでの開催といたします。

■定員:100名

■会場:オンライン(YouTube配信)

■ゲスト:
・塩見直紀(半農半X研究所代表、総務省地域力創造アドバイザー)
・山崎皓司(俳優)

■ファシリテーター:
・武⽥ ⼒(演出家・⺠俗芸能アーカイバー)
・⼩森 耕太(認定NPO法⼈⼭村塾理事⻑)
・朝廣 和夫(九州⼤学⼤学院芸術⼯学研究院准教授/緑地保全学)

■全体進⾏:
・⻑津 結⼀郎(九州⼤学⼤学院芸術⼯学研究院助教/アートマネジメント)

■募集要項
 対象者:里山保全や半農半アートに興味関心がある方
 受講料:無料
 申込⽅法:事前申込制。以下のURLにアクセスし、申込事項に記⼊をお願いします。
申込⽤URL:https://forms.gle/VA9d9ydzQJmZ9im8A
申し込みいただいた⽅へ、前⽇までにURLをご連絡いたします。当⽇は、お知らせしたURLにアクセスし、受講してください。

■問い合わせ先:九州⼤学⼤学院芸術⼯学研究院社会包摂デザイン・イニシアティブ
Eメール:sal-cul@design.kyushu-u.ac.jp
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卒業生の吉浦康裕監督が「第45回日本アカデミー賞」優秀アニメーション作品賞を受賞

卒業生(九州芸術工科大学芸術情報設計学科  2003年卒業)の吉浦康裕監督の新作『アイの歌声を聴かせて』が「第45回日本アカデミー賞」優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
吉浦監督ご本人からのメッセージをご紹介します。

<吉浦監督からのメッセージ>
 本校在学中から数えて約20年。いち学生の自主制作から始まったアニメーション制作が、多くのスタッフを共にする集団作業へと移り変わり、一つの劇場作品を創り上げるに至りました。その結果として、第45回日本アカデミー賞における優秀アニメーション作品賞を頂けたこと、とても嬉しく名誉に思います。自分が信じた面白さが、観て下さった方々に素直に届いたのだと、そう実感することが出来ました。
 私の創作の原点は在学中の制作活動にあります。いま振り返ると微笑ましいのですが、当時は「卒業するまでに何かしらの成果を世に放たなければ」という、半ば脅迫めいた目標を持って四年間を過ごしていました。将来に対する展望と不安、無根拠な自惚れと思い込み、自分以外の才能への嫉妬……種々雑多な感情に揉まれて過ごした学生時代は、今ではかけがえのない財産です。皆さんにとっても、そのような機会であることを願っています。

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Circular Design Exhibitionを開催

グローバルな課題として、持続可能な社会・循環経済社会へのパラダイムシフトが叫ばれる中、九州大学大学院芸術工学研究院では今年度から、株式会社リ・パブリックと「循環型拠点設計に向けた《型》のサーキュラーデザイン」をテーマとする共同研究を進めています。稲村徳州助教、岩元真明助教、斉藤一哉講師が中心となり、学生とともにフィールドワークを行いながら、竹炭、竹、セラミックを素材とするサーキュラーデザインについて考察を深めてきました。その研究成果とプロトタイピング発表を含むイベントが、東京会場およびオンラインにて開催されます。サーキュラーデザインの理論や実践例に関心のある方、SDGsに興味のある方、ぜひご参加ください。

◆サーキュラーデザイン・エキシビション
(1)Circular Design Talk – ビジネストークセッション
【日時】2月11日(金・祝)13:30-17:00(13:00開場)
【場所】オンライン
【参加費】無料
【申込〆切】2月4日(金)
【申込先】https://circular-design-talk-20220211.peatix.com/

(2)Circular Design Exhibition
【日時】2月18日(金)13:00 – 19:00
【場所】BONUS TRACK(下北沢)
【参加費】無料
【申込先】https://note.com/bonustrack_skz/n/ne507e0c4e4fd

(3)Creative Fermentation Workshop
【日時】2月19日(土)10:00 – 15:00
【場所】élab(鳥越)
【参加費】無料(招待制10名程度)

主催:薩摩フューチャーコモンズ
(薩摩フューチャーコモンズは、鹿児島県薩摩川内市、九州大学大学院芸術工学研究院、株式会社リ・パブリックが共同で進める、サーキュラーデザインを基軸とした産業創出拠点です。)


【お問い合わせ】
Circular Design Exhibition 事務局(担当:神尾・廣瀬・尾形)
sfc(a)re-public.jp
添付ファイル
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Code as Creative Medium[コード・アズ・クリエイティブ・メディウム] - 創造的なプログラミング教育のための実践ガイドブック

2022年1月25日に株式会社ビー・エヌ・エヌより『Code as Creative Medium[コード・アズ・クリエイティブ・メディウム]- 創造的なプログラミング教育のための実践ガイドブック』が刊行されました。本書は、アート/デザイン教育の現場で、クリエイティブな表現媒体としてのコードを教えるための、そして学ぶための、実践的マニュアルです。本書の付録に、日本のこの分野の教育者たちの声として、本学の城一裕准教授のインタビューが掲載されています。
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声への「集中力」が高まるイヤホンの物理特性を見出しました       九州大学芸術工学研究院とオーディオメーカーfinalの共同研究成果

九州大学大学院芸術工学研究院 河原一彦准教授とオーディオメーカー株式会社final(代表:細尾 満)は、イヤホン・スピーカの特性に関する共同研究において、「話し声を聞き取りやすくする」ことができるイヤホンの物理特性を見出しました。

河原准教授とfinalは、この共同研究の成果を、音楽を楽しむ以外の目的にも利用することで、より一層の社会貢献ができないかと検討しています。そのような中、コロナ禍により、学校の授業がオンラインで実施され、さまざまな個人学習のオンライン化も急速に拡大してきました。こういった学習環境の変化に役立つ製品を提供しようと、「話し声を聞き取りやすくする」物理特性を利用して株式会社finalが開発したのが、声への「集中力」が高まる学習専用イヤホンです。

イヤホンは、近年、音楽聴取に広く使われているデバイスですが、その特性の好みについては、嗜好品のようにも語られることが多くあります。共同研究では、音楽聴取用のイヤホンと声を聞くためのイヤホンの特性が同一で良いのか、議論を重ねてきました。特に複数の話者が異なる位置で同時に話した状態を録音し、その声のバランスを正しく再生できるようにイヤホンの特性を調整すると、声が聞き取りやすくなることがわかりました。また実際に機器として設計できるようになりました。 人の聴き取りへの効果を測定する実験の結果、学習専用イヤホンでは、「会話をどれだけ正しく聞き取れたかの正答率」が、他社の音楽用イヤホンに比べて有意に高いことが確認されました。

学習専用イヤホンでは、人の話し声が聞き取りやすい音響設計により、オンライン授業や外国語会話レッスンなどで、学習への集中力を高めることができます。

切り紙オーゼティックの木洩れ日 −光と影が対をなす空間構造の提案−

木洩れ日は「対」である。
光と影が対をなして存在し、そのいずれかが欠けても成立しない。日差しが木にあたり、葉の隙間から零れ落ち、光と影の絶妙なバランスが生まれ、木洩れ日はあらわれる。このように光と影が対をなす空間構造をつくる。

一枚の平面に切り込みを入れる。すると、その下に光がおちはじめる。
さらに多数の切り込みを周期的に入れると、平面は懸垂し、光と影が対をなす曲面が生まれる。

切り込みの角度に変化をつけると、曲面には起伏が生まれ、背の高い空間と低い空間、明るい空間と暗い空間の粗密が生まれてゆく。

このようにしてつくられる起伏のあるプラトーは、それが覆いかぶさる環境と対をなす空間装置となるだろう。
添付ファイル
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