p to e -eスポーツで、eまちへ-

「地方には娯楽が必要である。」という問題意識から、パチンコ王国である九州地方に点在するパチンコホールの一つをモデルケースとして転用し、esportを軸にした新しい娯楽及びスポーツ施設を提案する。この包括的で挑戦的な新しいスポーツ施設はパチンコがこれまで担ってきた役割を受け継ぎ、(from pachinko to esport)地方に活気と矜恃をもたらし、地域おこしに貢献する。

都市裸裸裸実験(第28回ユニオン造形デザイン賞 最優秀賞)

ある日、非常階段の先に男は亜空間を発見する。名札はない。
男は、なんとなく足を踏み入れた。男は、服を脱いでいく。空間に脱がされていく。

「都市裸裸裸実験」と題して、ここに都市人による都市人のための亜空間を創造する。裸である時間は唯一、現代社会に繋縛されずその人本来のふるまいができるが、その時間は日々の中では刹那的な作業の一つにしかなり得ない。衣服は物理的保身だけでなく自分らしさや所属集団を表現する役割があり、現代社会からの圧力に対抗する鎧にもなり得る。ノイズキャンセリングし鎧を纏った都市人のための設計。現代社会に繋縛された都市人は都市の中に挿入された脱衣行為と遭遇することで、鎧からの束の間の解放を得る。

今日も誰かがあの空間で裸になっている。共有はしない共感が都市人の共同体に共振を始める。繰り返しの毎日から垣間見えるアジール空間が増殖し、裸になるアノニマスな関係性が都市空間に広がる。
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寄生するメディア坂

 長崎は山々と港湾に囲まれた自然豊かな景観と、鎖国のときから唯一貿易を許された地として和洋折衷の独自の文化を成り立たせてきた。坂を登り、見渡す原風景は国内でも有数の景勝地として知られる。しかし、高齢化と人口減少の問題により、空き家が増加し、それに伴い、高台にある歴史ある洋館の存続危機や夜景における斜面地の光の減少など、長崎の原風景が失われ始めつつある。
 そこで本設計では敷地に存在する基盤インフラ(グラバースカイロードと呼ばれる斜行エレベーター)を利用することで長崎の問題点を解決し、傾斜地に付加価値を与え直す提案をおこなった。
 形態的な操作として、階段の踏面や蹴上の高さに変化を与えることにより、坂に多様性と冗長性を持たせ、壁の角度を変えることにより、各標高で景観の切り取り方を変えた。
 プログラムとしては、伝統芸能館と図書館、私空間を配置し、景観とアクティビティに関連性を持たせるものとした。
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【芸工公式YouTubeを更新しました】SDGs Design International Awards 2021 ダイジェスト映像

2021年10月16日九州大学大学院芸術工学研究院が主催した『SDGs Design LIVE 進化する1日。SDGs Design International Awards 2021』のダイジェスト映像を芸工公式YouTubeで公開しました。

学生の受賞「GANを利用したグラフィックデザインの評価機構の構築」

2022年1月20、21日にオンラインで行われた情報処理学会デジタルコンテンツクリエーション研究会において、石山航平さん(大学院芸術工学府芸術工学専攻コンテンツ・クリエーティブデザインコース修士1年)の発表「GANを利用したグラフィックデザインの評価機構の構築」がDCC優秀賞を受賞しました。

この研究は、AIを利用したコンテンツ生成の代表的な手法の一つである敵対的生成ネットワーク(GAN)を利用して、グラフィックデザインの適切さを評価する機構を自動的に構築するもので、自動的なグラフィックデザイン生成機構実現への基礎となることを目指しています。
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【シンポジウム】サイエンスとデザイン5「AIとヒト」を開催

九州大学未来デザイン学センターでは、以下の通り「AIとヒト」をテーマにシンポジウムを行います。
興味がある方はぜひご参加ください。



[日時] 2022年3月4日(金)15:00~18:15

[開催方法] Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
※下記のフォームより申し込みをお願いします。お申し込みいただいた方へ、開催前日までに開催形式とZoomミーティングIDとパスコードをメールでお知らせいたします。

[参加費] 無料

[開催内容] 
近年人工知能(Artifitial Inteligence:AI)研究の発展はすさまじく、ヒトを対象とした基礎研究や応用においてもその重要性が高まっています。また、人工知能技術は現代社会のあらゆる分野と関連し、未来のよりよいヒトと社会の関係について議論していくうえで、AIに関する知識は欠かせなくなってきています。本シンポジウムでは、AIを用いて第一線でヒトの研究を行っている研究者の方々のお話から、ヒトとAIにまつわるサイエンスとデザインについて迫ります。

[プログラム]
15:00〜 開会の挨拶
15:05〜 趣旨説明
15:10〜16:00 講演1:大草 孝介 先生(横浜市立大学データサイエンス学部准教授)
「生理・性格データからの快不快情動の統計的推測」
16:05〜16:55 講演2:丸山 修 先生(九州大学芸術工学研究院 准教授)
「生物データの分散表現化」
17:10〜18:10 講演3:西本 伸志 先生(大阪大学大学院生命機能研究科)
「ヒト脳内情報表現とAI」
18:10〜18:15 閉会の挨拶
司会:元村祐貴(九州大学芸術工学研究院 助教)

主催:九州大学未来デザイン学センター人間環境デザイン部門
共催:九州大学大学院芸術工学研究院、九州大学応用生理人類学研究センター、九州大学応用知覚科学研究センター、日本生理人類学会感性・脳科学研究部会、データサイエンス研究部会

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「フクシマ第一原発 2121」

原発事故を受けた浜通り地域。東日本大震災から10年たった今もなお復興の途上にある。数百年先まで引き継がれるこの問題はこの先、正しく受け継がれるのだろうか。
事故について知らない未来世代と災害を経験した私たちの分断を繋ぎ止めるために何ができるだろうか。
当時の事故は、当時を知るものが不完全であってもできるだけ語り続けなければならない。私は建築学生として、この記憶を語るため、100年後に廃炉作業が完了し、原発跡地が再活用できることを前提条件に、10年後、50年後、100年後の未来を予測する。
事故について知るために、現地に足を運んでその場を空気を感じることが、忘却しない建築を設計する上で重要になる。福島でしか感じられない場所を設計するために、この場所の記憶を読み取り、それらを建築空間に昇華する。この設計手法をフクシマ的設計手法と名付け、それぞれの空間に反映させ原発跡地に忘却しない建築を5つ設計する。
100年後ここに訪れるものは何を見て何を感じるだろうか。
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中洲・映画まちづくりプロジェクト キックオフイベントを開催「河瀨直美の映画を通したひとまち育て」

九州大学大学院芸術工学研究院は、かつて日本一の映画まちとも言われた中洲の人々と一緒に映画・エンターテイメントを通した新たな中洲のまちづくりを考えるプロジェクトを始動します。
第一回は、奈良に根差して国際的評価の高い映画を多く創り、なら国際映画祭でひとまち育てしてこられた河瀨直美監督をゲストとしてお迎えし、河瀨直美監督のトーク&映画「朝が来る」上映を行うとともに、中洲や映画・エンターテインメントに関わっておられる方々によるパネルディスカッションを行います。


[日時]2022年3月19日㈯14:00~18:10
[場所]大洋映画劇場
[入場料]¥1,000

PROGRAM
13:30 開場
14:00 開会
趣旨説明 九州大学芸術工学研究院教授 近藤 加代子
ご挨拶  九州大学芸術工学研究院長 尾本 章
     中洲町連合会長 南原 茂
14:10~16:30 
「朝が来る」上映(5分休憩)
16:35~17:25
河瀬 直美監督トーク(司会 安部 良)
「映画づくり、映画を通したひと・まち育て」
17:25~18:10
パネルディスカッション(司会 安部 良)
「中洲のまちと映画・エンターテイメント~過去・現在・未来~」

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リスのように住まう(第15回長谷工住まいのデザインコンペティション優秀賞)

 コロナの時代での集合住宅において、住まい方の画一化が進行した。そこで、「住まうことの豊かさとは何か」という問いを今一度問い直す必要があると考えた。本提案では、リスに注目した。リスがその問いに対するヒントを示唆していると考えたからだ。リスが樹洞を拠点として枝を動き回るように、人々が生活する。人々が自ら積極的に居心地を求めて動き回るような集合住宅。住まうことの豊かさとは、「自分の気持ちに正直になって居心地の良い場所を望み動くこと」なのではないだろうか。
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オンラインシンポジウム「共創するケア|互いの〈できる〉がひらくとき」を開催

社会包摂デザイン・イニシアティブでは、認知症ケアに関する産学官民の共同研究プロジェクトに取り組んでいます。
2020年10月より、認知症にまつわる人と人の関係性を変え、新たな価値を共創する仕組みを社会に実装すべく、当事者と介護者を交えた「共創的アート活動」がもたらす効果の検証、研究を進めてきました。2年間の研究期間で、認知症包摂社会の実現へつながる「共創的アート活動」の実装シナリオを策定することを目指しています。

本シンポジウムでは、認知症当事者と介護者のあいだに立ち起こる「共創」的コミュニケーションについて、医療介護施設での即興演劇を用いた活動ケースをもとに、本研究開発事業の中間報告を行います。あわせて、関連事例として『旅のことばー認知症とともによりよく生きるためのヒント』の紹介も交え、これからの認知症当事者とのコミュニケーションについてのパネルディスカッションを実施します。

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日 時:2022年2月20日(日)13:30〜15:00

会 場:オンライン会議ツール zoom 上にて実施

参加費:無料

受講者:認知症の方の潜在能力を引き出すコミュニケーションを理解し、身につけることに
    関心がある方ならどなたでもご参加いただけます
    ・ 認知症介護に関わる関係者や研究者
    ・ 認知症に関連するサービス開発に携わる関係者やアーティスト など

主催:「認知症包摂型社会モデルに基づく多様な主体による共創のシナリオ策定」プロジェクト
    *本研究開発活動はJST、RISTEX、JPMJRX20A1 の支援を受けたものです。
後援: 九州大学大学院芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブ

お申込み:下記の申込みフォームにご入力ください
 (事前に、開催日当日のZOOMミーティングID等をお知らせいたします)

実施概要:

13:30〜15:00(90分)公開シンポジウム
[進行] 堀田聰子(慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 教授)

▶︎当プロジェクトの概要紹介
—内田 直樹(医療法人すずらん会たろうクリニック院長)

▶︎事例1:当プロジェクトによる「共創的アート活動」についてのご報告
—中村美亜(九州大学大学院准教授/九州大学 社会包摂デザイン・イニシアティブ)

▶︎事例2:『旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント』活用事例について
—岡田誠(認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ〈DFJI〉共同代表理事/富士通株式会社フィールド・イノベーション本部フィールド・イノベータ)

▶︎パネルディスカッション:両事例から探る認知症当事者とのコミュニケーションについて

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【本事業について】
「認知症包摂型社会モデルに基づく多様な主体による共創のシナリオ策定」について
JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)における戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)にて令和2年度に採択されました「認知症包摂型社会モデルに基づく多様な主体による共創のシナリオ策定」として、以下目標に向けた取組みを行うプロジェクトです(事業期間:2020年10月〜2022年9月)。

【プロジェクトの目標】
本事業では、認知症包摂社会の実現に向けて、認知症にまつわる人と人との関係性を変え、新しい価値を共創する仕組みを社会に実装することを目指します。
そのために、認知症の方々が関わる場(例:介護施設やビジネス開発の場等)に「共創的アート活動」を導入することで、「支援するーされる」という関係性を超えて、認知症の人と支援者等との対話から新しいサービスが創出されるための方法・プロセス・評価基準を明らかにすべく、研究を進めています。

【主な研究参画・協力機関】
・医療法人すずらん会 たろうクリニック
・福岡市 保健福祉局 高齢社会部 認知症支援課
・九州大学 大学院芸術工学研究院
・ラボラトリオ株式会社
・NPO法人ドネルモ

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第2回半農半アートフォーラム「農とアートの営み」を開催

九州大学大学院芸術工学研究院附属社会包摂デザイン・イニシアティブでは、「半農半アート」のライフスタイルを基盤とした包摂型地域づくりや農業ボランティアの新しいしくみモデルについて考えるため、1年間にわたり研究会等を開催してきました。
このたび、今年度の総括としてフォーラムを実施します。(新型コロナウィルスの感染拡大状況によって内容が変更になる場合があります。)



第2回 半農半アートフォーラム「農とアートの営み」

■日時:2021年2⽉20⽇(⽇)14:00~17:00
・ハイブリッド形式で実施(対⾯実施+配信)予定でしたが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、オンラインのみでの開催といたします。

■定員:100名

■会場:オンライン(YouTube配信)

■ゲスト:
・塩見直紀(半農半X研究所代表、総務省地域力創造アドバイザー)
・山崎皓司(俳優)

■ファシリテーター:
・武⽥ ⼒(演出家・⺠俗芸能アーカイバー)
・⼩森 耕太(認定NPO法⼈⼭村塾理事⻑)
・朝廣 和夫(九州⼤学⼤学院芸術⼯学研究院准教授/緑地保全学)

■全体進⾏:
・⻑津 結⼀郎(九州⼤学⼤学院芸術⼯学研究院助教/アートマネジメント)

■募集要項
 対象者:里山保全や半農半アートに興味関心がある方
 受講料:無料
 申込⽅法:事前申込制。以下のURLにアクセスし、申込事項に記⼊をお願いします。
申込⽤URL:https://forms.gle/VA9d9ydzQJmZ9im8A
申し込みいただいた⽅へ、前⽇までにURLをご連絡いたします。当⽇は、お知らせしたURLにアクセスし、受講してください。

■問い合わせ先:九州⼤学⼤学院芸術⼯学研究院社会包摂デザイン・イニシアティブ
Eメール:sal-cul@design.kyushu-u.ac.jp
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卒業生の吉浦康裕監督が「第45回日本アカデミー賞」優秀アニメーション作品賞を受賞

卒業生(九州芸術工科大学芸術情報設計学科  2003年卒業)の吉浦康裕監督の新作『アイの歌声を聴かせて』が「第45回日本アカデミー賞」優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
吉浦監督ご本人からのメッセージをご紹介します。

<吉浦監督からのメッセージ>
 本校在学中から数えて約20年。いち学生の自主制作から始まったアニメーション制作が、多くのスタッフを共にする集団作業へと移り変わり、一つの劇場作品を創り上げるに至りました。その結果として、第45回日本アカデミー賞における優秀アニメーション作品賞を頂けたこと、とても嬉しく名誉に思います。自分が信じた面白さが、観て下さった方々に素直に届いたのだと、そう実感することが出来ました。
 私の創作の原点は在学中の制作活動にあります。いま振り返ると微笑ましいのですが、当時は「卒業するまでに何かしらの成果を世に放たなければ」という、半ば脅迫めいた目標を持って四年間を過ごしていました。将来に対する展望と不安、無根拠な自惚れと思い込み、自分以外の才能への嫉妬……種々雑多な感情に揉まれて過ごした学生時代は、今ではかけがえのない財産です。皆さんにとっても、そのような機会であることを願っています。

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