NEWS
  • 【研究】工藤真生助教の研究論文が(米国国際ジャーナル)Visible Language * 12月号に掲載されま...

【研究】工藤真生助教の研究論文が(米国国際ジャーナル)Visible Language * 12月号に掲載されました。

工藤真生助教の研究論文が(米国国際ジャーナル)Visible Language * 12月号に掲載されました。

【研究概要】
本研究は、標準化の次のピクトグラムのデザイン及び、調査方法のあり方を検証することを
大目的とし、19名の成人知的障害者を対象に、経路探索場面を想起した状態でわかりやすい
ピクトグラムのデザインを検証しました。
その結果、5つのグラフィックエレメントがピクトグラム の理解度を高めるために効果的で
あることがわかりました。
またIQと理解しやすいピクトグラムの関連では、motion lineと実際の向きが、IQが低い群ほど理解されやすいことが示唆されました。

ピクトグラムは1974年AIGA| USDOT(アメリカ・グラフィックアーツ協会 | 米国運輸省)により、標準化されたことで、公共に多くの恩恵をもたらしました。
しかしながら、汎用性を高めるため、デザインが抽象化されたことで、理解が難しく、知的障害者・認知症者のようにこぼれ落ちてしまった、対象も多く存在します。
ピクトグラム本来の目的である、ノンバーバルコミュニケーションを果たすため、標準化の次のステップとしてのピクトグラムデザイン、そして理解度調査方法のあり方についても、考察をしています。

*Visible Languageは、デザインの査読制国際ジャーナルで歴史がある、米国の学術雑誌で、
過去の執筆者には、 John Cage, Adrian Frutiger, Dick Higgins, Richard Kostelanetz, Craig Saper, George Steinerがいます。


【タイトル】 
Graphic Design of Pictograms Focusing on the comprehension of People with Intellectual Disabilities
– The next step in standardization: Pictogram Design and Evaluation Methods

【ジャーナル】
Visible Language

【問い合わせ】
九州大学大学院 芸術工学研究院
工藤真生 m-kudo@design.kyushu-u.ac.jp

添付ファイル
参照リンク