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コンサートシリーズ 鍵盤三景『Wave form composition III』を1/29に開催

九州大学芸術工学部では、このたびシリーズ演奏会「鍵盤三景」の最終回として、『Wave form composition III』を1/29に開催します。

ピアノ。白鍵52、黒鍵36の計88を備え、広い音域と深い音楽性は多くの音楽家を魅了し続けています。「鍵盤三景」は、このピアノという楽器をベースに、アコースティック、プリペアド、エレクトロニクスといった方法で最先端の鍵盤音楽の歴史、現在、そして未来を俯瞰しようとするものです。
今回の一連の演奏会は、2022年2月に行われた”Feldman meets freq”を前身としています。九州大学芸術工学部が誇る設備で、芸工内外の優れた作曲家、演奏家の音楽をお楽しみください。鍵盤の別の一面を新たな視点でご覧いただければ幸いです。



鍵盤三景 『Wave form composition III
 

開催日時:2023年1月29日(日)16時開演、15時半開場

会場: 九州大学大橋キャンパス音響特殊棟

曲目:安野太郎《Wave form Composition study III – Eolian synthesis – ディスクラヴィアのための》
  アフタートーク:安野太郎、城一裕(芸術工学研究院 音響設計部門)

チケットなどお申込み:Peatixイベントページをご参照ください
>>>お申し込みはこちらから

88の鍵盤から歴史、現在、未来を見ようとした本シリーズも最終回。アコースティック、エレクトロニクスに続く今回は、なんと自動演奏による作品をお届けします。生命なしで動き続けるゾンビのような、安野太郎氏の代表作「ゾンビ音楽」と、昨年から始まった《Wave form composition study》シリーズが一体となったものになりそうです。
誰も予想できないシリーズの幕切れと、鍵盤の未来を、是非大橋キャンパスで感じ取ってください。

*本シリーズの第1回では安野氏の《Waveform composition study I》が初演されています。
*「ゾンビ音楽」に関する概略は以下の動画にて説明されています。
*同じく、詳細は国立音楽大学でのワークショップにて説明されています。安野氏の創作遍歴の説明もあるという点で、非常に有益です。
 
【安野太郎 プロフィール】
1979年、東京生まれ。東京音楽大学卒業、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)修了。代表作に自作自動演奏機械の為の音楽「ゾンビ音楽」シリーズ等。第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館代表作家。第7回JFC作曲賞(日本作曲家協議会)、第10回創造する伝統賞(日本文化芸術財団)。2021年より愛知県立芸術大学准教授
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