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九大発プロジェクト「有田焼と輪島の拭漆」2つの伝統工芸品で作る高級酒器

社会課題にデザインで向き合う芸術工学府の大学院生が、佐賀県有田と石川県輪島の作り手と一緒に、日本酒を場所を選ばず愉しめる酒器(マイボトル)をデザインしました。
有田焼の伝統的な窯元「李壮窯」によるお猪口、石川県輪島にて200年以上木と漆の仕事に携わってきた「輪島キリモト」による徳利、地域を跨いだ2つの伝統工芸品が奏でる日本酒専用高級酒器を応援購入マクアケに公開し発表イベントを4/17(月)に開催しました。

芸術工学府ストラテジックデザインコースでは、従来のデザインマネジメントやブランディングなど企業や組織でのマネジメント業務に加え、社会、経済、産業との関わりからスタートアップビジネス、SDGsなど持続的社会で実現が期待されるサーキュラーエコノミーシステムまでを含む、未来型経済社会のデザイン戦略を対象としています。
この高級酒器のデザインは、本コースの特別授業のアイデアから始まり、伝統⼯芸で地域活性化を⽬指す株式会社ブラッドエンタープライズ代表の酒巻空司氏と連携しながら、商品の社会実装に至る産学連携プロジェクトとなりました。

有田焼の窯元「李壮窯」さんと、輪島塗の輪島キリモト」さんは、どちらも長い歴史を持つ上質な伝統工芸の工房です。遠く離れた土地でそれぞれの歴史を持つ2つの伝統工芸品を一つのプロダクトとしてデザインする上で、両者の統一感を意識してシンプルな造形を目指しました。また、⾒た⽬のデザイン性だけでなく、素材の「アップサイクル」に貢献し、環境まで含め意識してデザインを⾏いました。

本商品は応援購入 MAKUAKE で公開しております。


<発表イベント>
開催日時:2023 年 4月17 日(月)10:00~12:00(実施済)
会場:佐賀の酒蔵「天山酒造」
   〒845-0003 佐賀県小城市小城町岩蔵 1520
イベント概要
当日は、プロジェクトと商品の紹介を行いました。有⽥焼の窯元「李荘窯」、佐賀の酒蔵「天⼭酒造」、福岡iBank、毎日新聞佐賀支局の方々が対面で参加し、輪島塗の「輪島キリモト」及び上⽥陶⽯場の方々はリモートでイベントに参加しました。
イベント当日の内容をまとめた毎日新聞の記事もご覧ください。

<プロジェクト参加学生>
日ビ夏輝(芸術工学府デザインストラテジー専攻2年)
高木敬太(芸術工学府デザインストラテジー専攻卒業生)
佐野春佳(芸術工学府デザインストラテジー専攻卒業生)
ほか

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