「世界水泳選手権2023福岡大会・世界マスターズ水泳選手権2023九州大会 ピクトグラムとサインデザインプロジェクト」は、大会組織委委員会と共同し、グラフィックデザインを専門とするメディアデザイン部門 伊原久裕教授統括により、会場ピクトグラムとサインのデザインプロセスを通して、ジェンダーや障害などの社会包摂のためのピクトグラムとサインのデザイン方法を提案、実装したものです。
本プロジェクトで、ジェンダーに関しては、ジェンダーバイアスを排除したニュートラルな人型ピクトグラムを、障害に関しては、知的障害や自閉スペクトラム症当事者の理解度を向上させるピクトグラムとサインを作成しました。
障害の有無に関わらず計281名を対象に理解度調査を実施し、結果を踏まえて最終的なデザインの調整を行いました。
大会で使用されたピクトグラムについて、以下の新聞に大きく紹介されています。
・読売新聞社 2023.7.21夕刊「ピクトグラムも多様性」
・毎日新聞社 2023.9.22夕刊1面「偏見や言葉の壁 取り払え」
掲載記事では、提案したジェンダーニュートラルピクトグラムへの来場者の感想、標準的に国内で使用されているJIS案内用図記号9項目を理解度調査結果を踏まえて改変したピクトグラムの一部、大会期間中に行った来場者へのピクトグラムの理解度調査の結果が報告されています。
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