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医療×デザインプロジェクト履修学生の作品が「未来社会デザイン統括本部&データ駆動イノベーション推進本部 合同シンポジウム2023」でポスターセッション奨励賞を受賞

2023年9月4日(月)に九州大学伊都キャンパス及びオンラインで開催された「未来社会デザイン統括本部&データ駆動イノベーション推進本部合同シンポジウム2023」において、芸術工学府と統合新領域学府合同の2022年度スタジオプロジェクト科目「医療×デザインプロジェクト」履修者の日向野 秋穂さん(統合新領域学府 修士2年)の作品『ストーマあれこれマップ』がポスターセッションで奨励賞を受賞しました。

九州大学大学院芸術工学研究院および医学研究院・病院は、芸術工学府、統合新領域学府、医学大学院・病院の大学院生と共に、医療現場にある様々なニーズや課題を、デザインの力で解決・提案するプロジェクトを行っています。

2022年度のテーマは、「臨床・腫瘍外科(第一外科)」と「脳神経内科」で、学生たちはそれぞれの科から課題を見つけ、提案を行いました。「臨床・腫瘍外科(第一外科)」と共に課題発見を行い、提案されたストーマあれこれマップ』は、オストメイトの患者が手術前後に生活が大きく変化する不安や、情報が錯綜し、信憑性が高く、自分のニーズにマッチする情報が得られないことを課題とし、手術前後に特化した、基本的な情報が手に入る、見直しがいつでも可能な紙媒体のパンフレットです。
パンフレットは病院に設置されることを想定し、手術前後にストーマに関する基本的な情報が欲しい人を対象に配布することをイメージしています。記載されている情報は、実際のオストメイトの方へのヒアリングから選定し、イラストを多く含んだ、分かりやすいデザインを目指しました。

本デザインは、患者や医師、認定看護師へのヒアリング、生活で使用される装具の観察などから、
 ①基本的な情報が手術前後に必ず手に入ること
 ②自分が今後行う必要がある申請や行動が整理しやすくなるような分かりやすいデザインであること
 ③ポケットに入れて持ち歩くことができるサイズ
 ④患者だけでなく、その家族や興味のある人も手に取りやすい内容とデザイン
以上の4つが特徴として挙げられます。

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