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【芸工生のNews&Story】学部卒業研究 展示会・発表会(環境設計コース)

環境デザインとは、人間と環境との共生を理念とし、その関係性について考察し、具体的な提案を作り上げることです。

生態系、サステイナビリティ、資源、文化遺産、グローバリゼーション、地域活性化、ランドスケープといった近年の課題に対応するため、学生たちは、技術、人間、社会、自然に関する多角的な知見を収集・考察し、建築、都市、地域、景観をデザインするクリエイティブな環境デザインのスキルを身につけます。

芸術工学部環境設計コースでは、持続可能な社会を実現するための具体的な空間を提案する力と、様々な条件を考慮しながら、使いやすさ、機能、美しさ、快適さを踏まえた仕組みや組織を実現する実践力を身につけます。

最終学年では、これまでの教育・鍛錬の集大成となる自身のデザインプロジェクトを展示します。この展示会は、学生たちの創造性、スキル、建築・環境への理解を披露する場となっています。また、卒業に向けた成果を祝う場でもあります。さらに、この展覧会は彼らの学問の旅の終わりを意味し、自身の成長や飛躍を振り返る機会となります。また、教授陣からのフィードバックや批評を受ける場として、その為の時間も設けられています。このフィードバックは、学生が作品を改善し、デザイン・スキルをさらに向上させるために貴重なものです。

本年度の卒業展示会では、建築、都市デザイン、景観デザインにアプローチした多様なテーマ・方法による研究が展示されていました。各作品は、それぞれ独自の視点から建築の課題や新たな機会に挑戦しており、環境の持続可能性、社会的公平性、文化的保護、技術の統合といった問題に取り組んでいました。

この展覧会は、インスピレーション、教育、ネットワーク形成が行われ、建築家やランドスケープデザイナーそして研究者などの未来を形作る場です。



<筆者について>
こんにちは!私はミャンマー出身のSu Yadanar Kyiと申します。私は環境設計コースの修士1年生です。大学のウェブサイトで、記事の投稿者として活動することにとてもワクワクしています。有益な情報を提供し、大学の活気ある学術イベントや課外活動の紹介する記事を書き、読者の方々の興味を持ってもらえるように頑張ります。是非、キャンパスライフを探求し、成果を祝い、学生たちのさまざまな視点に触れてみてください。

<翻訳者>
長谷川 愛
芸術工学府人間生活デザインコース 修士2年
私は外国の文化にとても興味があります。なかでも中国文化が大好きです。芸工で留学生と友達になると、自分の視野が広がるのでわくわくします。芸工は、自分のクリエイティビティを高められるだけでなく、国際的な視野を広げられる場所でもあります。留学生も日本人学生も、芸工の国際性を活用しましょう!