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パフォーマンス&トーク: “One Step Closer to the Abyss”

九州大学大学院芸術工学研究院では、この度ロンドンを拠点に活動する作曲家・音楽家のトマス・ノルドマーク氏とパリを拠点に活動する音楽家・映像作家のパー・ヒュトナー氏を招き、彼らがその開発に携わるEEGSynthを用いた、脳波(EEG)による音と映像のパフォーマンス“One Step Closer to the Abyss”、ならびにアーティストトークを行います。

この“One Step Closer to the Abyss”という題名のパフォーマンスでは、実演者の脳活動によってリアルタイムに生成および変調される音楽と映像を創り出します。マーク・フィッシャーの著作「奇妙で不気味なもの」からインスピレーションを得たこのパフォーマンスでは、人々が日々の芸術創造の中で未知のものにどのように向き合うかを探ります。

EEGsynthは近年急速に成長・発展しているオープンソースの開発基盤として、スウェーデン、フランス、ノルウェー、オランダ、イギリスのアーティストや研究者により活用されており、人間の脳波だけでなく、植物、魚類、微生物からの生体信号をパフォーマンスにおいて用いることができます。これまでに、ヨーロッパの数カ国、メキシコ、エジプト、ブラジル、アメリカで数十回のパフォーマンスとワークショップを実施しており、フランスの映画製作者ファビアン・ギルモンによる長編ドキュメンタリーをはじめとして、各分野からの多くの関心が寄せられています。日本ならびに中国での公演となる、今回のパフォーマンス・アーティストトークは、EEGsynthが東アジアで初めて紹介される機会となります。



日時|
2024年5月30日(木) 18:30‐20:30

出演|
トマス・ノルドマーク Tomas Nordmark
パー・ヒュトナー Per Hüttner

進行(トーク)|
城一裕(九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)

会場|
九州大学大橋キャンパス音響特殊棟録音スタジオ
(*会場内は飲食・喫煙禁止となっておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。)

入場|
無料(限定50名)*参加を希望される方は以下リンクpeatixよりお申し込みください。

主催|
九州大学芸術工学部音響設計コース音文化学講座、九州大学大学改革活性化制度プロジェクト( 令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・ 技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」)

助成|
スウェーデン芸術評議会、Vision Forum 、日本学術振興会科研費[23H00591][23K17267]
参照リンク