
2025年10月9日(木)、福島県立福島高等学校の2年生2グループが、音楽学の分野で音楽理論・分析や文化的背景を研究テーマとする音響設計部門の西田 紘子准教授を訪問しました。
福島高校は、文部科学省による次世代人材育成事業「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)*」の指定校で、2年次に学校設定科目「SS探求」において、研究テーマに関する知見を深めるため、研修旅行を活用して現地取材を行っているそうです。
今回の訪問では、「社会との関係から音楽の今後を探る」と「季節による音楽ジャンルの違い」というそれぞれの研究テーマについて、生徒たちが西田准教授とデータ分析の方法などを交えながら意見交換を行い、来年2 月20日に行われる研究発表会に向け準備を進めていました。研究テーマの選定から課題の発見、取材訪問先へのアポイントメントまで、すべて生徒自身が主体的に取り組んでおり、意見交換では専門的な内容にまで話が及んでいました。
取材終了後には、同じく音響設計部門の尾本 章教授の協力により、予定にはなかった音響樽などの実験施設の見学も行われ、生徒たちにとって貴重な体験の機会となりました。
*「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」とは、文部科学省が指定する理数系教育の重点校で、全国約230校が指定されています。先進的な科学技術や理科・数学教育を通じて、生徒の科学的な探究能力等を培うことで、将来社会を牽引する科学技術人材の育成を目的としています。

