
2025年7月25日(金)、大学院芸術工学府スタジオプロジェクト科目「ホールマネジメントエンジニアリングプロジェクト」主催のコンサート「『芸(わざ)と、技(わざ)と、』~和楽器奏者と体験する音響技術~」を実施し、そのダイジェスト動画を芸工公式YouTubeで公開しました。
大学院芸術工学府では、さまざまなコースの学生が課題解決に向けて集まる科目「スタジオプロジェクト」を開講しています。
2025年度は、近年劇場における情報保障などを通じた福祉的な配慮を行ったコンサートの機会が増加していることを受けて、音響工学と福祉が融合したコンサートにおける情報保障のあり方を学生主体で考案します。
このコンサートでは、音響工学と福祉の融合をテーマとして、包摂的鑑賞空間「のびのびルーム」、館内誘導サインや映像演出を行う「鑑賞サポート」、能楽堂の響きを再現した「和の響きを届ける」、自分好みの響きを見つける「芸と、技と、わたし」という4つのサポートを、和楽器の演奏とともに体験いただきました。
■演奏曲目
尺八:都山流本曲 「朝風」 流祖中尾都山 作曲
津軽三味線:「津軽じょんがら節」
鶴田流琵琶:「川中島」 吉水経和 作詞 鶴田錦史 作曲
三味線×尺八×琵琶 「彗」
ほか
■演奏者
三味線 岩田桃楠
尺八 瀧北榮山
琵琶 曽村みずき(九州大学大学院芸術工学研究院 助教)
■撮影・編集:仁田原 力、牧園憲二
■主催:九州大学大学院芸術工学府「スタジオプロジェクトII-B(ホールマネジメントエンジニアリングプロジェクト)」
■共催:九州大学大学院芸術工学研究院附属社会包摂デザイン・イニシアティブ
■後援:福岡市
■助成:科学研究費補助金科研費JP24K03222「音場再生システムの総合的な性能向上および人の福祉への適用に関する研究」ほか
■指導教員:尾本章、長津結一郎、曽村みずき(九州大学大学院芸術工学研究院)

