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芸工の博士課程修了生の論文が書籍化されました

2023年度に大学院芸術工学府府博士課程を修了した梶原千恵さん(現・宮城教育大学准教授)の博士論文が、『災害伝承とアートプロジェクト—被災者と未災者をつなぐ』として水曜社より出版されました。一般読者向けに大幅に改稿されており、幅広い方にお読みいただける内容となっています。

梶原さんは、博士課程在学中より、芸術工学研究院の研究組織「ソーシャルアートラボ」のリサーチ・アシスタントとして、災害伝承とアートやインクルーシブ防災に関する研究に取り組んできました。こうした梶原さんをはじめとする研究者および本学教員による取り組みが継承・発展し、現在では、芸工の研究拠点「社会包摂デザイン・イニシアティブ」として、多様なニーズに応じたサービスを提供し、個人のポテンシャルを引き出すための「仕組み」をデザインすることで、健全な成長や、豊かさの新しい価値を生み出す社会づくりを先導しています。



【内容説明】

被災者と未災者、アーティストと市民がともに生み出すアートプロジェクトとは。
記憶継承の困難、被災者/未災者の差異を乗り越え、アートがなし得る“解”を求める思索。

語ることは死者を弔い、自分の物語を再構築し人とのつながりを回復する。聞くことは悲しむ人を気にかけ人がどのように生き延びてきたのか、自分の存在や世界を理解する営み。「災害時にアートは何ができるのか」という問いを起点に、災害を体験していない「未災者」が、災害と被災者の体験を「自分事」として受け止め、未来につなぎ生活や人生に生かすために、アートプロジェクトはどのように関与・貢献できるだろうか。

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