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  • 「メディアデザイン総合プロジェクトⅠ」地域文化とデジタル技術をつなぐ ― 前原山笠のデザイン提案

「メディアデザイン総合プロジェクトⅠ」地域文化とデジタル技術をつなぐ ― 前原山笠のデザイン提案

芸術工学部メディアデザインコースの授業「メディアデザイン総合プロジェクトⅠ」では、学生が少人数グループに分かれ、「メディア表現」「メディアインタラクション」「メディアコミュニケーション学」の各領域における専門的な知識や技術の習得に加え、テーマ設定や文献調査、プレゼンテーションなど、卒業研究につながる実践的な研究手法を学んでいます。

今年度のプロジェクトの一つとして、知足美加子教授の指導グループでは、福岡県糸島市役所および前原地域からの依頼を受け、糸島市前原地区で受け継がれている伝統行事「前原山笠」のデザイン提案に取り組みました。

前原山笠は、明治期より地域住民によって受け継がれてきた伝統的な祭りです。学生たちは地域の方への聞き取り調査や資料収集を通じて、地域の歴史を学びながら山笠のデザインを検討していきました。

制作にあたっては、3DスキャンやBlender、3Dプリンタなどのデジタル技術の活用に加え、書道や手描きも取り入れ、糸島の歴史や地域性を反映した山笠をデザインしました。地域文化や歴史への理解とデジタル技術による表現を融合させた本プロジェクトは、メディアデザインコースならではの実践的な学びの機会となりました。

成果は授業内の研究発表会で公開され、学生たちはデザインプロセスや制作物について発表を行いました。

また、2026年6月10日には大橋キャンパスにおいて「前原山笠デザイン受け渡し式」を行いました。当日は、波多江貴士氏(糸島市議会議員)をはじめ、糸島市役所や前原山笠振興会の方々をお迎えし、学生からデザインの経緯を説明するとともに、制作したのぼり旗、面、デザインパネルおよびデータファイルを贈呈しました。

前原山笠振興会の皆さまからは、今回の取り組みを契機として地域の祭りをさらに発展させていきたいとの期待が寄せられました。学生にとっても、地域文化の価値を発見し、デザインとデジタル技術を通じて社会へ還元する貴重な経験となりました。
今回提案したデザインは今年度の山笠制作には反映されませんが、今後の活用に向けた検討が進められる予定です。

前原山笠は、7月24日(木)・25日(金)に開催されます。



プロジェクトメンバー
芸術工学部メディアデザインコース:
沖野結俐さん、栗山悠さん、重光美緒さん、山崎愛琉さん(3年)、三浦未希さん(4年)
大学院芸術工学府メディアデザインコース:
津口達さん(修士1年)、前田岳史さん(修士2年)

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