学生作品・研究

有害外来生物駆除のアドバンスデザイン 超選択的有害生物駆除システム(SSHE-system)の提案

公開日 :2010.03.10

田上雅彦

工業設計学科 ※制作時所属

卒業研究

制作時学年
学部4年

解決の方法を示す ものである.それは,小型の天敵ロボットANd(Artificial Natural Enemy Device)複数 機を用いた超選択的な薬剤噴射により,有害生物を一個体単位で駆除するシステムであ る.このシステムを用いることにより,現在存在する多くのの副作用に関するリスクを最 小限にすることができる. これは,医薬学界で研究されているDDS(Drug Delivery System)という考え方と同じ思 想である. DDS とは,必要な部位に必要なだけ薬剤を作用させることで,副作用を最小限 にしようというものである.一般的に薬剤は,「必要な時に,必要な量を,必要な部位に, 到達させるのが理想」とされており,この考えは,農薬においても有効な考え方であると 考える. また,このシステムの実現のためには,2010 年現在研究中の技術や,10 年~20 年のうち に実現可能となる未来の技術が必要となり,この研究ではそれらを予測し,約20 年後に可 能なスペックを予測した上,提案を行う. また,超選択的有害生物駆除というアイディアは,私個人が様々な情報から導き出した オリジナルのアイディアである.

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