学生作品・研究

浚渫ロボット Hexabenthos

公開日 :2012.01.05

西村 英伍

コンテンツ・クリエーティブデザインコース ※制作時所属

学生作品・研究

制作時学年
修士2年

 ここ九州は、台風の上陸回数や50mm以上の集中豪雨に見舞われる回数が全国的に見て特に多く、平成21年の7月中国・九州北部豪雨をはじめ、度々大規模な水害に見舞われ多くの人命と資産が奪われてきた。
このような大規模水害には、日々の河川の点検と整備だけでなく、水害時における被害地域への迅速な対応が求められる。
 河川の氾濫は、九州特有の雨が多い気候や、有明海の干満、阿蘇山の火山灰が原因となっている。一方で、福岡県の那珂川など平常時と大雨時の河川の流量の差が激しい地域では、工事や整備だけで水害を防ぐことは困難である。
 そこで本提案では、このような九州の特色を考慮した上で、平常時には土砂の堆積を解消し、氾濫時には壊れた堤防の補修支援や冠水した道路を通行可能にする機能を備えた水陸両用の小型ロボットをデザインした。

(社)日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門主催「ロボメカ・デザインコンペ2010」参加作品。