睡眠誘導のための渦輪を用いた頬触覚インタフェース『PomPoco Sleeper』(2018年度電子情報通信学会 MVE賞)
佐藤優花(CCD上岡研究室)
コンテンツ・クリエーティブデザインコース ※制作時所属
受賞作品
- 制作年
- 2018年
- 制作時学年
- 修士2年
本研究は,眠気を誘発する新たな方法として”触覚”に着目し,空気砲の渦輪を頬に当てることで睡眠誘導を行う非接触型の触覚インタフェース『PomPoco Sleeper』の製作を目的とする.はじめに空気砲のプロトタイプシステムを用いて渦輪触覚がもたらす効果の検証実験を行った結果,空気圧が弱く発射間隔が短い渦輪は眠気誘発効果が示唆された.本論文では,睡眠誘導の効果が示唆された弱い渦輪と同様の強さの渦輪触覚を提示する小型空気砲の製作について述べる.睡眠を妨げないよう出来るだけ低騒音な機構を目指した.製作したインタフェースを用いて睡眠誘導の効果を検討する予備実験を行った結果,渦輪触覚の提示により入眠促進や睡眠の質の向上が示唆された.
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