
6月にご紹介した芸術工学部メディアデザインコースの授業「メディアデザイン総合プロジェクトⅠ」における前原山笠のデザイン提案が、このたび新たな展開を迎えました。
授業では、学生たちが糸島市前原地区の伝統行事「前原山笠」の新たな山笠デザインを提案し、地域の皆さまへデザインを贈呈しました。その後、地域では学生の提案をもとに、実際の山笠制作が進められました。
山笠制作ではさまざまな課題もあり、当初は翌年の完成を目指す予定でしたが、地域の皆さまは「自分たちの山は自分たちの手でつくろう」と力を合わせ、6月末から毎晩公民館に集まって制作を進められました。学生が提案したデザインをもとに、試行錯誤を重ねながら急ピッチで制作が進められ、地域と大学との協働によるものづくりが実を結びました。
そして、新たな山笠が完成し、2026年7月25日に「前原山笠」が開催されました。9つの行政区(老松町・筒井町・前原西町・北本町・南本町・北新地・前原東町・上新町・上町)がそれぞれ山笠を出し、勢い水を浴びながら町内を駆け抜けました。芸工がデザインで協力した「九番山笠・北新地流」も勇壮な姿で町を駆け抜け、多くの方々に披露されました。
本プロジェクトは、授業で生まれたデザイン提案が地域に受け継がれ、多くの人々の手によって形となり、実際の伝統行事の中で息づく貴重な実践例となりました。

