2023年度開講授業「デザインと日本 C」と「 日本デザインの理解C」について

昨今、キュレーティングとは、展覧会のオーガナイズや発表会、もしくは異文化交流だけではありません。学際的かつトランスカルチュラルな文脈の中で、異なる知のあり方をまとめ、アートと社会の関係、そして美術館などの芸術機関や博物館、アートコレクションが築かれてきた前提に挑戦することにも関係しています。

「デザインと日本C」と「日本デザインの理解C」は、日本のアートとデザインの基礎知識、展覧会の歴史、キュレーターの実務を紹介する芸術工学府のスタジオプロジェクト科目の一つです。
理論と歴史、展覧会へのフィールドトリップ、キュレーターやアート・デザインに関連する他の専門家とのディスカッションにより、理論的な考察と創造的な作業、キュレーションの実践的な方法を学ぶことができます。最終的な成果として、九州大学総合研究博物館での展覧会や講評会のためのコンセプトを共同制作します。この科目は秋学期に行われましたが、履修者は2024年3月3日開催の「Objects Stand Still – Ideas Don’t」という展覧会に向け、九大博物館と協力し作業を続けました。この展覧会はガイドツアー形式で、知の創造とコミュニケーションに対する遊び心に満ちたアプローチで、九州大学のアーティストやデザイナーたちの観点から見た九大博物館とその内幕を探索します。
この授業を通して、学生たちは歴史的な展示物の恩恵に対して問いを投げかけるきっかけとなり、収集されたモノにどのような価値が付与されるか、またモノを集めることがどのようにアイデアの発想に役立つかについて考えました。モノと違って、アイデアは立ち止まることはなく、モノを集めることが将来どれほど貴重なものになるかは、今の私たちにはまだわからないのです。



開講時期
2023年10月5日から11月30日まで

授業内容
グローバルな文脈における日本のアートとデザイン
キュレーション実践のキーコンセプト
エクスカーション:太宰府天満宮境内美術館
エクスカーション:山口情報芸術センターYCAM
九州大学総合研究博物館でのセッション、視察とコレクション見学
九州大学総合研究博物館でのキュレーションコンセプトの発表とディスカッション

単位数
2単位

連絡先
九州大学大学院芸術工学研究院 芸工インターナショナルオフィス
intl-ofc@design.kyushu-u.ac.jp

第6回社会包摂デザイン研究会「総合知」を3/27に開催

一人ひとりを包摂する社会は、どう実現できるでしょうか。制度や空間といった基盤となるインフラは、どう社会実装すべきでしょうか。不特定多数を対象とした均一なインフラから脱却し、多様な一人ひとりに応えるインクルーシブなインフラのあり方が問われています。

芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブ(DIDI)と 九州大学らくちんラボ は、領域を横断した研究者、マイノリティ当事者、エンジニアやデザイナー等実務者の三者が連動した総合知で、インクルーシブなインフラづくりを進めています。第6回研究会は、制度やしくみ、しかけのインフラを創出するDIDIと、物理空間のインフラを創出するらくちんラボの視点を重ね、社会包摂デザインの展望を考えます。



日時:2024年3月27日(水)17:00〜18:30

場所:九州大学大橋キャンパス デザインコモン2F
※オンライン参加も可

お申し込み
下記フォームから必要事項を入力してお申込みください。
https://forms.gle/zNxpJyfWV6Rc6pZL7

プログラム:
17:00 開会、主旨説明
須長 正治  九州大学大学院芸術工学研究院 教授
17:05 話題提供 『インクルーシブインフラのプロトタイプ実装』
羽野 暁  九州大学キャンパスライフ・健康支援センター 特任准教授

17:35 休憩

17:40 車座座談会 『インクルーシブインフラと社会包摂デザインの展望』
尾方 義人  工業デザイン | 九州大学大学院芸術工学研究院 教授、DIDI センター長
須長 正治  色彩・視覚科学 | 九州大学大学院芸術工学研究院 教授
伊原 久裕  グラフィックデザイン | 九州大学大学院芸術工学研究院 教授
高田 正幸  音響デザイン学 | 九州大学大学院芸術工学研究院 教授
鵜飼 哲矢  建築設計・デザイン | 九州大学大学院芸術工学研究院 教授
内田 若希  運動・スポーツ心理学 | 九州大学大学院人間環境学研究院 准教授
羽野  暁  土木デザイン | 九州大学キャンパスライフ・健康支援センター 

18:25 閉会

主催:九州大学大学院芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブ
共催:九州大学キャンパスライフ・健康支援センター、九州大学らくちんラボ
   
お問合せ
九州大学大学院芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブ
didi-office★design.kyushu-u.ac.jp(★を@に変えてください)
添付ファイル
参照リンク

-施設園芸用途における大気からの二酸化炭素の直接回収を可能とする分離膜型DAC 装置のデザイン支援-早期社会実装に向けた連携協定締結

芸術工学部未来構想デザインコースの尾方義人教授がデザイン支援するCarbon Xtract 株式会社の分離膜型二酸化炭素回収装置の施設園芸用途における社会実装に向けて開発が進んでいます。
その早期実施に向けて、九州大学、Carbon Xtract 株式会社、全国農業協同組合連合会、双日株式会社、株式会社三菱 UFJ 銀行が連携協定を2024年3月13日に締結しました。

尾方教授が主宰する未来構想デザインコースプロダクトデザイン研究室では、具体的に回収装置の設計やデザインなど提案をおこない、実装・実施に向け支援しています。

詳細は、以下リンクのプレスリリースや新聞記事を御覧ください。
参照リンク

M&Aスタートアップ企業の製品デザイン(未来構想デザインコースプロダクトデザイン研究室)

芸術工学部未来構想デザインコースのプロダクトデザイン研究室(尾方研究室)が大半の製品デザインを行っているナノフォトン株式会社が、2024年2月M&AによりBruker社(本社:アメリカ)のグループに参画しました。
ナノフォトン株式会社は、2003年に大阪大学の河田聡教授によって設立された大阪大学発ベンチャーです。今後は、顕微鏡をはじめとする製品を開発、世界で製造・販売し、欧米などグローバルな市場へ展開することになります。

写真はすべて尾方研究室がデザインを行ったナノフォトン株式会社の製品です。
参照リンク

Ebb + Flow: INTAC (International Art Collaboration) 2023-2024成果展

2023年度秋学期に開講したCOIL型授業「INTAC (International Art Collaboration) 2023-2024」の成果展を大橋キャンパスで開催します。

今年度は「Ebb+Flow(潮の満ち引き)」をテーマに、九州大学大学院芸術工学研究院と海外4カ国の芸術系大学(University of Europe for Applied Science(ドイツ);Ontario College of Art & Design (OCAD) University (カナダ);Tampere University of Applied Science(フィンランド);Autonomous University of Mexico State(メキシコ))をオンラインで繋ぎ、共同で作品制作を行いました。授業は、オンライン上で小グループを作り、Zoom、 Teams、 Miro(オンライン・ホワイトボードツール)、 Slack、 Instagram、 Google TranslateなどのICT(情報通信技術)を活用しました。

3月14日(木)のオープニングには、ドイツ、カナダ、フィンランド、メキシコから受講生と担当教員が大橋キャンパスに来校し、2010年から続く「INTAC」プログラムについてのパネルディスカッションを行いました。

オープニングイベント
日時:2024年3月14日(木)15:30-16:30
成果展
日時:2024年3月15日(金)〜3月21日(木)10:00-17:00(土日祝除く)

場所:九州大学大橋キャンパス 芸工図書館および1号館ギャラリー
主催:九州大学大学院芸術工学研究院
 令和4年度大学改革活性化制度「日本デザインを創造し国際発信できる人材育成のための教育プログラムの構築」
 2023年度スーパーグローバル大学創生支援事業(SHARE-Q)

ダブル・ディグリープログラム

台湾国立成功大学 計画デザイン学部(大学院修士課程)工業デザイン専攻

概要

 ダブル・ディグリープログラムとは、九州大学に在籍しながら、協定校へ留学し、指定のカリキュラムを修了すると、両大学の学位が取得できる学位プログラムです。
 九州大学大学院芸術工学府では、2024年3月に台湾国立成功大学計画デザイン学部(大学院修士課程)とダブル・ディグリーの協定を結びました。ダブル・ディグリープログラムに参加する学生は、九州大学と台湾国立成功大学の2大学の指導教員をはじめとする複数の教員から多角的・多面的な指導を受けることが可能となり、高度な知識と技術の習得のみならず、幅広い視野を身に付けることができます。また、グローバルに活躍するために必要な英語力の向上も見込まれます。さらに異なる国や地域で学ぶことにより、国際的に活躍する上で重要なチャレンジ精神や異文化総合理解力を磨くことができます。
 進化・拡大し続けるデザイン専門領域に対応した国際社会で広く活躍できる「国際的なデザイナー」の育成を目指します。

【台湾国立成功大学】

 台湾国立成功大学は、1931年に設立された歴史ある大学で、2006年に台湾・教育省が発表した「トップ大学計画」に選定され、国際化を目指す重点大学に指定されています。
 計画デザイン学部には、学士課程、修士課程及び博士課程があり、英語のみで授業が行われている創意産業デザイン専攻やテクノアートプログラム(修士課程のみ)が開設されています。また、台湾国内大学や海外の大学、民間企業、行政、NPO、起業家とのコラボレーションや協働、教育、研究、演習を統合することで国際的な教育・研究環境を作り出すことを主要な戦略として位置付けています。
 九州大学芸術工学部・大学院芸術工学府と台湾国立成功大学計画デザイン学部(学士課程、修士課程及び博士課程)は2017年6月に学術交流協定及び学生交流協定の締結を行い、これまでに様々な教育・研究の交流を重ねてきました。

【修学期間】 

計3年間

【修得できる学位】

■九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻
  修士(芸術工学)[Master of Design]
  修士(デザインストラテジー)[Master of Design Strategy]

■台湾国立成功大学計画デザイン学部工業デザイン専攻(大学院修士課程)
  Master of Science

【論文審査】

■ 修士論文は、関連性のあるテーマの異なる論文をそれぞれの大学に提出しなければなりません。
■ それぞれの大学において必要な研究指導を受けた上で、論文審査に合格しなければなりません。
■ 修士論文発表会はそれぞれの大学で実施します。
■ 九州大学に提出する論文は日本語または英語で作成しなければなりません。
■ 台湾国立成功大学に提出する論文は英文で作成しなければなりません。

【ダブル・ディグリープログラム修了要件単位数】

 九州大学大学大学院芸術工学府と台湾国立成功大学計画デザイン学部工業デザイン専攻の大学院修士課程を修了するために、それぞれの大学で下記科目の単位を修得する必要があります。
※九州大学の展開科目と成功大学の選択科目のうち14単位は相互に単位互換することができます。

【授業料】

本ダブル・ディグリー生にかかる検定料・入学料・授業料は相互不徴収です。
(所属大学での支払いのみとなります。)

●九州大学から台湾国立成功大学へ

【応募要項】

1. 募集人員
最大2名/年

2. 出願資格
■派遣時に九州大学大学院芸術工学府の修士課程に在籍する者
■成功大学で講義を受けるために必要な英語能力(CEFR B2以上)を有する者

3. 出願手続
■ダブル・ディグリープログラム(DDP)への参加を希望する場合、指導教員に相談のうえ、「ダブル・ディグリープログラム参加申請書」と研究計画書を九州大学芸術工学部事務部学務課学生係に提出します(ノミネーション)。
■ノミネーションに通過したら、所定の期日までに、台湾国立成功大学申請ポータルから必要書類を提出します。
※ 詳細は学務課学生係または教務係へお尋ねください。

4.台湾国立成功大学の修士課程入学試験

※ 台湾国立成功大学の公式ホームページを参照して最新情報を確認してください。
成功大学申請時期: https://oia.ncku.edu.tw/p/404-1032-229817.php?Lang=en
成功大学申請手続: https://oia.ncku.edu.tw/p/404-1032-229816.php?Lang=en

5. 履修方法
九州大学大学院芸術工学府での履修に加え、台湾国立成功大学の科目履修や研究指導を受けることとなります。
【九州大学の科目の履修】
■成功大学において修得した単位から14単位までを九州大学の展開科目として単位互換することができます。
■九州大学の学生は、芸術工学演習を留学の期間により対面またはオンラインで実施します。
■必要な研究指導を受けた上、九州大学における修士論文または修士作品を提出して、その審査及び最終試験に合格する必要があります。

【成功大学の科目の履修】
■九州大学において修得した単位から14単位までを成功大学の選択科目へ単位互換することができます。
■九州大学の学生は、選択必修科目6単位、選択科目4単位を成功大学への留学中に履修します。
■九州大学の学生は、選択必修科目4単位、修士論文発表をオンラインで履修します。
■必要な研究指導を受けた上、成功大学における修士論文の審査に合格する必要があります。

6. 派遣学生の学修スケジュール例
【成功大学への入学:2月入学】
九州大学の学生は、4月に九州大学大学院芸術工学府に入学し、1年次の9月までに台湾国立成功大学へ修士入学申請書類を提出します。書類審査に合格した場合、1年次の2月から2年次の1月まで成功大学へ留学します。帰国後、2年次の2月から引き続き芸術工学府で修学するとともに、成功大学の指導教員からはオンラインで修士論文の指導を受けます。また、必要に応じて、成功大学で開講される科目をオンラインで履修します。


【成功大学への入学:9月入学】

九州大学の学生は、10月に九州大学大学院芸術工学府に入学し、1年次の3月までに台湾国立成功大学へ修士入学申請書類を提出します。書類審査に合格した場合、1年次の9月から2年次の8月まで成功大学へ留学します。帰国後、2年次の9月から引き続き芸術工学府で修学するとともに、成功大学の指導教員からはオンラインで修士論文の指導を受けます。また、必要に応じて、成功大学で開講される科目をオンラインで履修します。

●台湾国立成功大学から九州大学へ

【応募要項】

1. 募集人員
最大2名/年

2. 出願資格
■台湾国立成功大学計画デザイン学大学院工業デザイン専攻修士課程に在籍する者
■海外の大学で講義を受けるために必要な英語能力を有する者

3. 出願手続
以下の出願方法について、詳細は台湾国立成功大学に確認してください。
■ダブル・ディグリープログラム(DDP)への参加を希望する場合、指導教員に相談のうえ、申請書と研究計画書を台湾国立成功大学計画デザイン学部工業デザイン・オフィスに提出します。(ノミネーション)
■ノミネーションに通過したら、所定の期日までに、必要書類を九州大学へ提出します。
※ 詳細は、台湾国立成功大学計画デザイン学部工業デザイン・オフィスへお尋ねください。
Tel:(+886) 274 6089
Email: idencku@gmail.com

4. 九州大学の修士課程入学試験
※九州大学大学院芸術工学府の公式ホームページを参照して、最新情報を確認してください。
https://www.design.kyushu-u.ac.jp/en/admission/

5. 履修方法
台湾国立成功大学での履修に加え、九州大学大学院芸術工学府の科目履修や研究指導を受けることとなります。
【成功大学の科目の履修】
■九州大学において修得した科目から14単位までを成功大学の選択科目として単位互換することができます。
■必要な研究指導を受けた上、修士論文または修士作品を提出して、その審査及び最終試験に合格する必要があります。。
【九州大学の科目の履修】
■成功大学において修得した科目から14単位までを九州大学の展開科目として単位互換することができます。
■成功大学の学生は、コースコア科目6単位、スタジオプロジェクト科目2単位を九州大学への留学中に履修します。
■成功大学の学生は、修士研究関連科目の芸術工学特別研究Ⅰ~Ⅳのうち8単位を九州大学への留学中に履修し、残りの芸術工学特別研究Ⅰ~Ⅳのうち8単位をオンラインにより履修します。
■修士研究関連科目の芸術工学演習は留学の期間により対面またはオンラインにより実施します。
■必要な研究指導を受けた上、修士論文または修士作品を提出して、その審査及び最終試験に合格する必要があります

6. 受入学生の学修スケジュール例
【九州大学への入学:10月入学】
成功大学の学生は、9月に台湾国立成功大学に入学し、1年次の4月または5月に九州大学へ出願し、1年次の7月に自己推薦入試を受験します。二段階選抜に合格した場合、成功大学2年次の10月から3年次の9月まで九州大学に留学します。台湾へ帰国後、3年次10月から引き続き成功大学で修学するとともに、九州大学の教員からはオンラインで修士論文の指導を受けます。また、必要に応じて、九州大学で開講される科目をオンラインで履修します。

【九州大学への入学:4月入学】
成功大学の学生は、2月に台湾国立成功大学に入学し、1年次の4月または5月に九州大学へ出願し、1年次の7月に自己推薦入試を受験します。二段階選抜に合格した場合、成功大学2年次の4月から3年次の3月まで九州大学に留学します。台湾へ帰国後、3年次4月から引き続き成功大学で修学するとともに、九州大学の教員からはオンラインで修士論文の指導を受けます。また、必要に応じて、九州大学で開講される科目をオンラインで履修します。


【問合せ先】 

入試に関すること:
九州大学芸術工学部事務部学務課学生係
092-553-4586
gkggakusei@jimu.kyushu-u.ac.jp

ダブル・ディグリープログラムに関すること:
九州大学芸術工学部事務部学務課教務係
092-553-4418
gkgkyomu@jimu.kyushu-u.ac.jp

「いとしま免疫村」拠点づくり クリエイティブセミナー「発酵と免疫〜健康のデザイン」

私たちの健康の鍵をにぎる「免疫」が、いま大きな関心を集めています。九州大学では、その免疫と関係の深い「発酵」を科学と芸術の視点から探るセミナーとクロストークを開催し、未来共生デザイン部門の池田美奈子准教授がモデレーターとして登壇します。
「いとしま免疫村」は、福岡県糸島市を拠点とする、先端的な化学やテクノロジー、そしてデザインやアートが交錯し、新しい共創文化を発信する「村づくり」の構想です。免疫をキーワードに、サイエンス、行政、市民、産業が協働することで、学んだり、考えたり、ビジネスを生み出したりすることを目指しています。今回のセミナーは、今後、いとしま免疫村で展開される活動のひとつのカタチです。


対象:一般向け、在学生・教職員向け

開催日時:2024年3月16日 (土) 14:00 ~16:30

会場: 糸島健康福祉センター ふれあい 1階研修室(福岡県糸島市志摩初1番地)

定員:先着 50名

参加費:無料

お申込み:下記より事前に参加のお申し込みをお願いします。 ※申込締切:3/14(木)
https://shinsei.pref.fukuoka.lg.jp/xuYYhJui

概要:今回のセミナーは「発酵と免疫」をテーマにレクチャーと、続いてクロストークセッション、そして建築の展示で構成するプログラムです。農学、アート、建築という異なる分野から「発酵」にアプローチします。話は、細菌と健康のメカニズムから、焼酎の発酵音に基づく現代神楽、そして「いとしま免疫村」拠点から発想した妄想建築をお披露目します。

プログラム・展示
14:00 -14:10 はじめに

[セミナー]
14:10-14:40 
腸内フローラ 〜食と健康のインターフェース(中山 二郎/九州大学大学院農学研究院・教授)
14:40-15:10
アートとしての発酵 〜焼酎の発酵音響による現代神楽(藤枝 守/作曲家・九州大学名誉教授)
15:20-15:40
いとしま免疫村の妄想建築(百枝 優/建築家・九州大学BeCAT担当教員)

[クロストーク]
15:40-16:20
免疫クロストーク「科学×芸術×行政の交差点」
パネリスト:中山 二郎、藤枝 守、末廣 香織、大鶴秦輔
モデレーター:池田 美奈子(九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)

[展示]
14:00-16:30
展示「いとしま免疫村の妄想建築」
ディレクション:末廣香織、百枝優、下村萌(九州大学)
齋藤巧、碓井和佳奈、菊池慎太郎 (九州大学工学部 建築学科)

お問合せ先
池田美奈子(九州大学大学院芸術工学研究院)
Mail:ikeda★design.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。

添付ファイル

【芸工生のNews&Story】学部卒業研究 展示会・発表会(音響設計コース)

2024年2月17日(土)に、芸術工学部音響設計コースの四年生による展示会とポスター発表会が行われました。一部の学生は修士課程に進学予定ですが、そのほかの学生にとっては学生生活最後の発表会となりました。一人一人が芸術工学部での学びを最大限に発揮できたようです。

音響設計コースの授業は主に音文化学、音響環境工学、音響情報科学の3つのカテゴリに大別でき、また先生方の研究室は16個あります。そのため、環境的な音響や、作曲、歌謡文化、心理学、スピーカー、コンサートホール、楽器、声の研究など、さまざまな研究テーマがあります。学生たちは4年生に進学すると同時に研究室に所属し、研究を始めます。

今回のポスター発表会では、学生は2つのグループに分かれ、また異なる会場にポスターを掲示し、それぞれの研究成果を教員や他の学生に発表しました。学生が研究を発表し、来場者が自由に質問できる、まるでフリーマーケットのような和やかな雰囲気でした。何人かの学生は、ゲームを制作したり、音楽を作曲しそれを披露したりしていました。1時間後、合図のベルで発表者が交代となり、また新たな発表と質問のセッションが続いていきました。参加者全員がアイデアや考えを共有し、有意義な時間となったことでしょう。

今回の展示会・ポスター発表会を通じて、音響設計コースの学生たちが持つ多様な才能と興味・関心を実感できたと思います。学生一人一人が独自の夢と考えを持っています!もし音響設計コースに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ今後のポスター発表会に参加してみるか、もしくは本学部への入学を検討してみてください!



Writerについて
久住香奈
私は九州大学大学院芸術工学府音響設計コース修士二年です。 卒業後のデンマーク留学のため英語とデンマーク語を勉強しています。芸工サポーターになってから、さまざまな留学生たちとの交流を楽しんでいます。もし何か言語の問題でお困りでしたらお声掛けください。わたしが通訳します!

【芸工生のNews&Story】学部卒業研究 展示・発表会(メディアデザインコース)

芸術工学部メディアデザインコースでは、映像制作、ビデオゲーム制作、写真、インタラクティブなロボットに応用するソフトウェアの開発などを学ぶことができます。学生は4年間で様々なスキルを身につけ、4年次の終わりには、卒業制作作品の展示会やプレゼンテーションを行います。

4年次の展示会は、学生が4年間の学習を通して得た知識をもとにプロとして実力を発揮するために開催されます。この展示会では、各生徒が選んだ具体的なメディアデザイン分野の研究テーマについて、その詳細を説明するポスターとともに制作物が展示され、口頭での発表も行われます。

例年同様、今年も卒業研究展示会では様々なプロジェクトがお披露目され、その展示会は2024年2月15日(木)と16日(金)に開催されました。初日は、各生徒が自身の最終プロジェクトについて、ゲストや教員、他の学生等聴衆を前に口頭発表を行い、2日目は、画像や映像またはインタラクティブなプロジェクト作品を紹介するポスターを制作物のタイプや展開に応じて、キャンパス内の3つの建物に分散して展示しました。シネマトグラフィ―(映画撮影)分析、アート、視覚リテラシーに関する研究、ビデオゲームなど、さまざまなプロジェクトが展示されました。

このようなプロジェクトを披露できる展示会では、学生たちの知識や技能の成果を披露するだけでなく、この学部が素晴らしいレベルの教育を行っていることや、学生たちが総合的に成長するために有効な、高いレベルの知識を持った教員たちがいることを見に来た人に認識してもらう重要な機会となっています。最終的な目標は、学生たちが持つ新しい技術や個々のアイデアを通じて、これらの知識をすべて社会の発展や支援に応用することです。



<執筆者>
Hector Alejandro Palomo Reyes
芸術工学府メディアデザインコース 修士1年
私はグアテマラから来た修士課程の留学生です。デザイン、写真、文章を書くことが大好きです。新しい友達を作ったり、お互いのことを話すのがとても楽しいです。私と一緒に、日本文化を巡る忘れられない旅に出かけましょう。

<翻訳者>
長谷川 愛
芸術工学府人間生活デザインコース 修士2年
私は外国の文化にとても興味があります。なかでも中国文化が大好きです。芸工で留学生と友達になると、自分の視野が広がるのでわくわくします。芸工は、自分のクリエイティビティを高められるだけでなく、国際的な視野を広げられる場所でもあります。留学生も日本人学生も、芸工の国際性を活用しましょう!

【芸工生のNews&Story】学部卒業研究 展示会・発表会(未来構想デザインコース)

芸術工学部未来構想デザインコースは望ましい未来の社会を展望しながら、これまでになかった出来事やサービス、社会の仕組みなどをデザインする力を養うコースとして2020年に新設されました。デザインの対象がモノからシステム、サービスへと拡大している現状を踏まえ、ハイレベルなデザイナーの育成を目指すコースです。

今年、その第1期生が卒業します。本稿では、2024年2月17日(土)に開催された4年生の卒業研究の展示会について紹介いたします。

このコースの研究は、大まかに、「社会構想」、「生命・情報科学」、「アート・デザイン」に分類されます。「社会構想」を取り扱う研究では、解決策を提示したり、デザイン要件を提案したりするものがあります。「アート・デザイン」の分野の研究では、創作活動に取り組んで個展を開くこともあります。「生命・情報科学」の分野の研究では、シミュレーションから規則性や相関性を示す学生もいました。もちろん、数理モデルと社会問題を組み合わせるなど、複数の分野を扱う研究も多かったです。

以下、学生の研究例です。

自伝的記録の幸福度に関する研究では、自伝的記録ツールの使用に、整理、記録、回顧という3つのプロセスがあることが明らかになりました。3つのプロセスはそれぞれ人々に幸福感をもたらす一方、若者は記録を続けることが苦手という課題もあることがわかりました。記録行為を長く続けてもらうために、シールを使った記録ツールが提案されました。(写真上から3枚目)

食の色のデザイン研究では、食材の本来の色が、どんな要因で決定するのか考えることが目的とされました。例えば、バナナにはかつて赤と黄色がありましたが、現存するのは黄色のバナナだけです。色の選択の背景には、市場、生産者、消費者など様々な要因が考えられます。この研究では、自然本来の食べ物の色の違いや関係性を問うために、個展を開催し、人々に普段購入している食品の色の背景を深く考える機会を与えました。(写真上から4,5枚目)

このコースの卒業研究で扱う分野は人によってさまざまでしたが、共通しているのは「今の当たり前」に疑問を投げかけ、物事の本質を明らかにし、あるべきシステムやサービスを提案することです。これは、今後の高次なデザイナーにとって重要なスキルであるといえます。


<執筆者>
こんにちは。私は未来構想デザインコース4年の佐藤広武です。私の研究室は留学生が大半を占めており、日々、英語でコミュニケーションをとっています。これがきっかけで、海外旅行にチャレンジしました。韓国、シンガポール、タイ、ベトナムなどを旅行し、異文化に触れました。今後も様々な国の人と仲良くなりたいです。

【芸工生のNews&Story】学部卒業研究 展示会・発表会(インダストリアルデザインコース)

芸術工学部インダストリアルデザインコースは、社会とのつながりを踏まえ、人間の特性をさまざまな側面から理解し、生活者の立場からの新しい俯瞰的視点を備え、安全・安心で魅力的な「製品」「生活環境」「サービス」「社会システム」を創造するクリエーター、プランナー、エンジニアなども含む広義のデザイナー・研究者を育成するコースです。幅広い理論と実践の専門基礎となるクリエイティブデザインと人間工学をコアに、学生の興味や志向に応じてカリキュラムを構成しています。

インダストリアルコースの卒業制作展では、クリエイティブデザインの研究室に所属する学生たちは作品を展示し、人間工学等の実験を行う研究室に所属する学生は研究成果をポスター形式で展示します。

本年度も例年同様に多種多様で個性あふれる研究の数々が展示されました。クリエイティブデザインの部門では、新しい仏壇の提案や指の器用さを鍛えるためのボードゲーム、絵画作品等をテーマにした椅子のデザインや新しい傘の構造の研究など、人間工学部門ではつま先歩行時の下肢筋活動の研究やfMRIを用いた摂食障害患者の研究など学生の興味に合わせて多岐にわたっていました。

研究の詳細についていくつかご紹介します。

幼児の見立て遊びを生かす木製おもちゃの制作
秋田研究室の森㟢真琴さんは、幼児の見立て遊びに着目し、一つで複数の見立て遊びが可能な木製のおもちゃを複数作成しました。調査や制作物の検証は、福岡おもちゃ美術館の協力を得て行っています。このおもちゃを通して、親が幼児との遊び方を身に着け、このおもちゃを使用しないときでも心地よいコミュニケーションができるよう促すことも期待できるそうです。

龍志グリップによる卓球初心者のフォアハンド打球への影響
Ping研究室の熊本龍志さんは、卓球初心者が安定したフォアハンドのラリーを行うためにはフォアハンドグリップという握り方を習得する必要があると考えたことから、フォアハンドグリップへ導く“龍志グリップ”を作成し、効果を検証しました。結果として、龍志グリップ使用時には、フォアハンド打球によるねらった位置への送球の成功率が上昇し、コントロールの安定が期待できたそうです。

インダストリアルデザインコースの学生の作品は非常にバラエティ豊かですが、すべての創作の出発点は人への興味であるようです。どうして人間にはこのような問題があるのだろう、どうして人間はこんなことを考えるんだろう、どうやったら人間の生活が豊かになるのだろうという視点をみんなが共通して抱いています。インダストリアルデザインコースの学部4年生は、卒業後、大学院に行く人もいれば就職する人もいます。就職先の分野もさまざまです。彼らはインダストリアルデザインコースでの学びを生かして、どんなフィールドでも、人間への興味やものづくりの経験を生かして活躍し、社会に大きなインパクトを与えてくれることでしょう。



<執筆者>
長谷川愛
芸術工学府人間生活デザインコース 修士2年
私は外国の文化にとても興味があります。なかでも中国文化が大好きです。芸工で留学生と友達になると、自分の視野が広がるのでわくわくします。芸工は、自分のクリエイティビティを高められるだけでなく、国際的な視野を広げられる場所でもあります。留学生も日本人学生も、芸工の国際性を活用しましょう!

【芸工生のNews&Story】学部卒業研究 展示会・発表会(環境設計コース)

環境デザインとは、人間と環境との共生を理念とし、その関係性について考察し、具体的な提案を作り上げることです。

生態系、サステイナビリティ、資源、文化遺産、グローバリゼーション、地域活性化、ランドスケープといった近年の課題に対応するため、学生たちは、技術、人間、社会、自然に関する多角的な知見を収集・考察し、建築、都市、地域、景観をデザインするクリエイティブな環境デザインのスキルを身につけます。

芸術工学部環境設計コースでは、持続可能な社会を実現するための具体的な空間を提案する力と、様々な条件を考慮しながら、使いやすさ、機能、美しさ、快適さを踏まえた仕組みや組織を実現する実践力を身につけます。

最終学年では、これまでの教育・鍛錬の集大成となる自身のデザインプロジェクトを展示します。この展示会は、学生たちの創造性、スキル、建築・環境への理解を披露する場となっています。また、卒業に向けた成果を祝う場でもあります。さらに、この展覧会は彼らの学問の旅の終わりを意味し、自身の成長や飛躍を振り返る機会となります。また、教授陣からのフィードバックや批評を受ける場として、その為の時間も設けられています。このフィードバックは、学生が作品を改善し、デザイン・スキルをさらに向上させるために貴重なものです。

本年度の卒業展示会では、建築、都市デザイン、景観デザインにアプローチした多様なテーマ・方法による研究が展示されていました。各作品は、それぞれ独自の視点から建築の課題や新たな機会に挑戦しており、環境の持続可能性、社会的公平性、文化的保護、技術の統合といった問題に取り組んでいました。

この展覧会は、インスピレーション、教育、ネットワーク形成が行われ、建築家やランドスケープデザイナーそして研究者などの未来を形作る場です。



<筆者について>
こんにちは!私はミャンマー出身のSu Yadanar Kyiと申します。私は環境設計コースの修士1年生です。大学のウェブサイトで、記事の投稿者として活動することにとてもワクワクしています。有益な情報を提供し、大学の活気ある学術イベントや課外活動の紹介する記事を書き、読者の方々の興味を持ってもらえるように頑張ります。是非、キャンパスライフを探求し、成果を祝い、学生たちのさまざまな視点に触れてみてください。

<翻訳者>
長谷川 愛
芸術工学府人間生活デザインコース 修士2年
私は外国の文化にとても興味があります。なかでも中国文化が大好きです。芸工で留学生と友達になると、自分の視野が広がるのでわくわくします。芸工は、自分のクリエイティビティを高められるだけでなく、国際的な視野を広げられる場所でもあります。留学生も日本人学生も、芸工の国際性を活用しましょう!