芸術工学図書館のグランドオープンを記念して、九州大学大学院芸術工学研究院の4組のアーティストによる展覧会を開催いたします。図書館のリニューアルに合わせ新設した映像音響ラウンジを会場に、シリーズで作品を発表いたします。
第4回は、美術家/未来共生デザイン部門 准教授の栗山斉による展覧会「反復/差異/境界」です。
栗山斉の関心は、「無」と「存在」という一見相反する概念、あるいはその間にある揺らぎに対する探究に注がれています。その探求は、物理学、工学、生物学、哲学など多岐にわたる分野の知見を旺盛に吸収しながら、光、音、水、気体、真空など様々な物質や現象を素材として扱う実験的なものであり、芸術表現として昇華されてきました。栗山のそのような取り組みは、科学的現象を基盤として試行されていることにも特徴があります。
今回の展示では光・映像・音を用いたインスタレーションにより、複雑な光が交錯する空間が提示されます。このような空間が鑑賞者にどのように受容されるのか、想起される個々のイメージの差異は何を生じさせるのか、新たな思考実験の場をお楽しみいただければ幸いです。
■会場
九州大学 大橋キャンパス 芸術工学図書館 1F映像音響ラウンジ
〒815-8540 福岡市南区塩原4-9-1
■開館時間・休館日
10月26日(木)から11月7日(火)まで(日曜日を除く)
10:00〜19:00(土曜日のみ17:00まで)
■入場
無料
■技術協力
牧園憲二、宮下恵太
■主催
九州大学大学院芸術工学研究院
*令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」
芸術工学図書館
■関連イベント
11月2日(木)17:00〜18:30に芸術工学図書館1F 閲覧ホールにてトークイベント「サイエンス・プランター Vol.28」が開催されます。
司会:伊原久裕(九州大学大学院芸術工学研究院 メディアデザイン部門教授)
登壇:古賀徹(九州大学大学院芸術工学研究院 未来共生デザイン部門教授)、栗山斉(九州大学大学院芸術工学研究院 未来共生デザイン部門准教授)
添付ファイル | |
---|---|
参照リンク |