【U30 3DCG VISION CONTEST 2022 準グランプリを受賞】芸術工学府メディアデザインコース修士1年 小濱行秀さん

30歳以下の若手3DCGクリエイター発掘を目的として開催された、日本初の「U30 3DCG VISION CONTEST 2022」で、芸術工学府メディアデザインコース修士1年の小濱行秀さん(知足研究室)が準グランプリを受賞しました。

このコンテストは、3DCG業界で大きな話題となった新宿駅前の巨大3Dサイネージ「クロス新宿ビジョン」の放映権をかけた公募です。

受賞作品《オトナのつくりかた❤︎》は、小濵さんが作詞作曲した楽曲を映像化しています。
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第24回デザイン基礎学セミナー『手順、設計、配置──バイオとデザインの接点をめぐって』

この度、九州大学芸術工学研究院デザイン基礎学研究センターでは、慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)の長谷川紫穂さんをお招きし、第24回デザイン基礎学セミナーをオンラインで開催します。

ご関心のある方はどなたでも自由に参加できます。
参加ご希望の方は、以下のサイトからお申込みください。別途、Zoom URLを送りします。
*締切:6月19日まで


第24回デザイン基礎学セミナー
『手順、設計、配置──バイオとデザインの接点をめぐって』

■概要
現代芸術の領域において、バイオアート/バイオデザインと呼ばれる表現は、作品の内に実験手続きを介入させることや、生きものを作品要素として機能させることから「デザイン」との接点をもつ。そのなかでも今回は、バイオをめぐる表現と展示の手順や設計、配置に生じる諸問題について議論したい。

■招聘講師
長谷川紫穂 Shiho Hasegawa(KeMCo:慶應義塾ミュージアム・コモンズ)
専門は近現代芸術論(美術史、デザイン学)。特に近代以降の芸術表現とテクノロジー/サイエンスの交差について、映像文化、メディアアート、バイオアート/バイオデザインの観点から研究を進める。埼玉大学大学院文化科学研究科博士課程単位取得退学。
現在は慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)の所員として、展覧会企画および現代アート/デザインのプロジェクトに携わる。

■日時・会場
2022 年6 月20日 [月] 17:00-19:00 (16:50開場) オンライン開催

主催: 九州大学大学院芸術工学研究院 デザイン基礎学研究センター
共催: 九州大学芸術工学部芸術工学科未来構想デザインコース
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C+pod コミュニティ・デザインプロジェクト ー糸島の小学生と九大生のコラボによる新しい移動のカタチ

C+pod コミュニティ・デザインプロジェクトの内覧会を5月19日に九州大学大橋キャンパスの噴水前広場で、お披露目会とプレス発表会を5月23日に福岡市中央区のスカラエスパシオで開催しました。
C+pod コミュニティ・デザインプロジェクトは、県内の企業がコンソーシアムを結成し、移動サービスを中心に地域の魅力向上と活性化への貢献を目指す「よかまちみらいプロジェクト」の一環でスタートしました。糸島市の16の小学校の協力を得て、2200人の子どもたちに糸島をテーマに海の生き物や花、景色、未来の乗り物などの絵を描いてもらい、その絵をもとに九州大学の学生たちがC+podのラッピングデザインを担当しました。

C+podはトヨタ自動車が2020年にリリースした超小型電気自動車です。2人乗りで、最高速度は時速60km、航続距離が150 kmという、従来の自動車の価値観を覆すエコでのんびりした移動を楽しむ未来志向のモビリティです。現在、糸島半島に5台のC+podがシェアリングカーとして設置されており、運転免許があれば誰でも利用できるようになっています。糸島の豊かな自然をゆっくり楽しむもよし、ちょっとそこまでのお買い物を楽しむもよし、未来をつくる子どもたちとデザインを学ぶ大学生たちがコラボして描き出した糸島の未来のストーリーを乗せたコミュニティのクルマが走り出します。

自分で描いた絵を見つけた子どもたちの得意げな顔、ご家族やお友だちの嬉しそうな笑顔が思い浮かびます。C+pod コミュニティ・デザインプロジェクトは、地域に親しまれるコミュニティーのクルマ、あたらしいシェアのカタチのデザイン提案です。



企画|福岡トヨタ自動車株式会社、ネッツトヨタ福岡株式会社、
   株式会社SEEDホールディングス
協力|糸島市、九州大学
絵画|一貴山小学校、福吉小学校、波多江小学校、可也小学校、南風小学校、怡土小学校、
   前原南小学校、前原小学校、東風小学校、引津小学校、桜野小学校、姫島小学校、
   雷山小学校、長糸小学校、加布里小学校、深江小学校
デザイン|木森理梨香、栗田大夢、中澤勇介、山領早穂(九州大学芸術工学部)
     北島壮智、竹中ゆき奈(九州大学大学院統合新領域学府)
     星野純平(九州大学大学院芸術工学府)
デザインディレクション|池田美奈子工藤真生(九州大学大学院芸術工学研究院)
ラッピング制作|トヨタ自動車株式会社
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宮脇ミニフォレストのオンラインシンポジウムを開催

九州大学芸術工学部環境デザイン部門の谷正和教授朝廣和夫准教授は、オーストラリアのアデレード大学のスコット・ホーキン先生(建築・建設環境学部、ランドスケープアーキテクチャー&都市計画主任)と、2022年度、豪日交流基金の支援を得て、「宮脇ミニフォレストのオンラインシンポジウム」を下記の日程で開催する運びとなりました。

初日は、日本および世界の都市林などの森づくりの話題、2日目は、デジタル技術を用いた展開をテーマとしています。

参加費無料となっておりますので、ご興味のある方は、下記のURLより登録いただき、自由にご参加ください。


<Miyawaki Miniforests Symposium>

■開催日時:2022年6月6日(月)・6月7日(火)
■開催方法:オンライン
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インダストリアルデザインコースの井上奈々さんがデザインした製品が商品化されました

九州大学の高大連携事業である「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)」において、インダストリアルデザインコース3年生 井上奈々さんが高校生と二人でデザインした高校生のための文房具が、福岡県の太宰府市にあるシリコーン製品を製造・販売する株式会社SING様で商品化され、5月20日に発売されました。

今後、SING様とお取引のある全国の店舗へと販路を広げていく予定です。

【開催報告】北九州芸術劇場×九州大学芸術工学研究院×ヒビノ株式会社共同企画「舞台技術セミナー」

舞台芸術と音響技術による社会包摂のデザイン研究の一環として、3月18日に北九州芸術劇場(北九州会場)と九州大学大橋キャンパスの録音スタジオ(福岡会場)、香川県県民ホール(香川会場)をITネットワークでつなぎ、パフォーマンス作品を上演し、これからの舞台の可能性についてパネルディスカッションや技術解説を行いました。

北九州会場には舞台技術者や劇場関係者68名、福岡会場には学内関係者8名、香川会場には15名の文化施設関係者が参加しました。

実際に会場でご覧になられた方からは「鑑賞環境の可能性が広がりました」などの感想も聞くことができました。

実際の上演の様子や内容はHPに詳細を載せていますので、ぜひご覧ください。
https://www.didi.design.kyushu-u.ac.jp/archive/butaigijutsu_report/
また、感想やご意見をお寄せいただけると、嬉しく存じます。

【お問い合わせ先】
社会包摂デザイン・イニシアティブ事務局 didi-office@design.kyushu-u.ac.jp
添付ファイル
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【開催報告】福岡県主催「第52回特別展 ジェンダー 性にまつわる思い込みを疑う」 

春日市にあります福岡県人権啓発情報センター クローバープラザ7階にて、第52回特別展「ジェンダー 性にまつわる思い込みを疑う」が、2021年12月4日(土)〜2022年3月19日(土)の期間で開催されました。

この特別展に、九州大学社会包摂デザイン・イニシアティブ(DIDI)も展示協力をしており、九州大学で開催した「ことばとジェンダー展」の作品の一部を展示しました。

本展をご覧になった行政担当者から男女共同参画イベントでの展示依頼のご相談を頂くなど、「人権行政とデザイナーとの連携」の必要性を改めて感じました。

このような行政との連携は、九州大学社会包摂デザイン・イニシアティブとしても大いに歓迎いたしますので、同様のご希望がございましたらぜひお問い合わせください。

実際の展示作品や会場の様子は、DIDIウェブサイトにて公開しております。
https://www.didi.design.kyushu-u.ac.jp/archive/tokubetsuten/
ぜひご覧いただき、ご感想などお寄せいただけると嬉しく存じます。

【お問い合わせ先】
社会包摂デザイン・イニシアティブ事務局 didi-office@design.kyushu-u.ac.jp
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誘惑(建築学生ワークショップ明治神宮2021最優秀賞)

ー明治神宮の森に流れゆく悠久の時間軸の一瞬を切り取って具現化し、そして儚く消えてゆく刹那の庵ー

明治神宮内の樹木にネットを吊るしてできた自由曲面に、細川紙と呼ばれる和紙を貼り重ねる。カテナリー構造や澱粉糊の硬化作用などの自然の力学原理を活用することで、補強材・支持材を一切用いずに和紙だけで成り立つ建築を実現させた。
和紙と澱粉糊という2つの自然素材のみでできたこのフォリーは、やがて雨風にさらされれば、自然の摂理に逆らうことなく土の中へと還ってゆく。

共同制作者:
房野広太郎(明治大学3年)、阿部槙太郎(滋賀県立大学2年)、山田奈々生(関東学院大学2年)

講評者:
伊東 豊雄 (建築家|伊東豊雄建築設計事務所 主宰)
太田 伸之 (日本ファッションウイーク推進機構・実行委員長)
建畠 晢   (美術評論家|多摩美術大学 学長)
ナガオカケンメイ(デザイン活動家|D&DEPARTMENTディレクター)
南條 史生 (美術評論家|森美術館 特別顧問) 
前田 浩智 (毎日新聞社 主筆)
五十嵐太郎   (建築史家・批評家|東北大学 教授)
稲山 正弘 (構造家|東京大学 教授) 
江村 哲哉 (構造家|アラップ構造エンジニア)
倉方 俊輔 (建築史家|大阪市立大学 准教授) 
腰原 幹雄 (構造家|東京大学 教授) 
櫻井 正幸 (旭ビルウォール 代表取締役 社長) 
佐藤 淳   (構造家|東京大学 准教授)
芦澤 竜一 (建築家|滋賀県立大学教授)
遠藤 秀平 (建築家|遠藤秀平建築研究所 主宰) 
竹原 義二 (建築家|神戸芸術工科大学 客員教授) 
長田 直之 (建築家|奈良女子大学 准教授)
平田 晃久 (建築家|京都大学 教授) 
平沼 孝啓 (建築家|平沼孝啓建築研究所 主宰) 
藤本 壮介 (建築家|藤本壮介建築設計事務所 主宰) 
安井 昇   (建築家|桜設計集団 代表)

安原 幹   (建築家|東京大学 准教授)
横山 俊祐 (建築家|大阪市立大学 客員教授)
吉村 靖孝 (建築家|早稲田大学 教授)

【建築学生ワークショップとは】
建築ワークショップとは、建築や環境デザイン等の分野を専攻する学生がキャンパスを離れ、国内外にて活躍中の建築家を中心とした講師陣の指導のもと、その場所における場所性に根づいた実作品をつくりあげることを目的としてきました。日本における貴重でかけがえのない聖地における環境において、地元の建築士や施工者、大工や技師、職人の方々に古典的な工法を伝えていただきながら、日本を代表する建築エンジニアリング企業・日本を代表する組織設計事務所の方々や多くの施工会社の皆様、そして建築エンジニアリング企業の方たちによる技術者合宿指導により実制作を行い、地元・地域の多くの方たちによる協力のもと、原寸の空間体験ができる小さな建築物の実現と、一般者を招いた公開プレゼンテーションを行う等、これまでにない新たな試みを実施する『全国の大学生を中心とした合宿による地域滞在型の建築ワークショップ』です。
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【フジイギャラリーグランドオープン記念展示】栗山 斉「無にみつるもの」

本学伊都キャンパスに新しくできたフジイギャラリーがグランドオープンします。このグランドオープンを記念し、栗山斉准教授によるインスタレーション展示「無にみつるもの」を2022年5月11日(水)から開催します。
本展覧会「無にみつるもの」は、国際的に活躍している現代美術家であり2020年度に芸術工学研究院に着任した栗山斉准教授が、活動拠点を福岡に移してから初めての個展です。

栗山作品は、「無」と「存在」の間にある揺らぎに眼差しを向け、複数の切り口からその表現を展開するものです。写真やネオン灯という素材を用い、さらには真空という「無」の状態も、造形要素として用いられています。このような科学的現象を基盤として試行された栗山作品は、「終焉と発生」「普遍と推移」といった「境のない連続性」を視覚化し、人々に問いかけるものです。「無にみつるもの」をとおして、私たちが見ている「無」と、見えていない「存在」、それぞれに意識を向けることで、みなさんの想像力がより拡張されることを期待しています。

「人々の触発を促し創造性を育む場」として位置付けられているフジイギャラリーのグランドオープン記念展示としてこれ以上にない、美しくも奥深い栗山作品「無にみつるもの」を、ぜひ御観覧ください。

開催期間:2022年5月11日(水)〜2022年7月29日(金)
会  場:フジイギャラリー
主  催:総合研究博物館
共  催:芸術工学研究院

※初日2022年5月11日(水)は、オープニングセレモニーおよび記者内覧会開催のため、14:30オープンとなります。ご了承ください。

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『History of Design and Design Law : An International and Interdisciplinary Perspective』(Springer社)の出版

九州大学大学院芸術工学研究院と未来デザイン学センターでは、2018年度から「デザイン学」で産学をつなぎ、人類課題に挑戦する国際拠点整備事業に取り組んできました。
「デザイン学の国際拠点化」の整備において、知的財産に関するオープン&クローズ戦略を推進し、クローズ戦略の一環として、麻生典准教授を編者の一人とした『History of Design and Design Law :An International and Interdisciplinary Perspective』を2022年4月にSpringer社から発行しました。

本書では、17ヶ国のデザインとデザイン保護法の歴史と現在を明らかにしています。執筆者として、九州大学大学院芸術工学研究院から池田美奈子准教授麻生典准教授張彦芳講師Leon Loh助教が参画しています。

ご興味のある皆さまにご活用頂けますと幸いです。
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社会包摂デザイン・イニシアティブ(DIDI) 2021年度 年次報告書

大学院芸術工学研究院において、2021年4月に、多様性のある包摂型社会の「仕組み」をデザインする先導的研究拠点として発足した「社会包摂デザイン・イニシアティブ(DIDI)」。
この度、DIDIの一年目の活動をまとめた年次報告書『社会包摂とデザイン ー 何をみるか、どこからみるか ー』が完成しました。

ソーシャルアートラボ、シビックデザインラボ、デザインシンクタンクの各プロジェクトの活動や、「デザインプロセス」についての担当教員へのインタビュー、授業との連携の様子などを掲載しております。

報告書のPDFデータ版は、DIDIウェブサイトにて公開しております。
https://www.didi.design.kyushu-u.ac.jp/2021report/
ぜひ御覧いただき、ご感想などお寄せいただけると嬉しく存じます。


【お問い合わせ先】
社会包摂デザイン・イニシアティブ事務局 didi-office@design.kyushu-u.ac.jp
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「デザイン学」で産学をつなぎ、人類課題に挑戦する国際拠点整備事業報告書

九州大学大学院芸術工学研究院と未来デザイン学センターでは2018年度から「デザイン学」で産学をつなぎ、人類課題に挑戦する国際拠点整備事業に取り組んできました。この事業の目的は、「世界で最もイノベーションに適した国」への変革を目指すわが国において、イノベーションを創出するため、「デザイン学の国際拠点化」を整備することです。グローバル・デザインネットワーク・リエゾン・オフィスを核とし、国際社会の動向や国の政策などを踏まえて行った、5つの取組み活動を記した報告書を2022年3月に発行しました。4年間の様々な事業活動をご覧いただける内容となっておりますので、デザインやイノベーションに関わる方々、ご興味のある皆さまにご活用頂けますと幸いです。


【「デザイン学」で産学をつなぎ、人類課題に挑戦する国際拠点整備事業報告書 目次】
事業の概要
-1.デザインの力を生かしたプラットフォームの整備
-2.企業連携を促進するための支援
-3.新しい仕組みづくり、社会システムのデザイン
-4.ワンストップサービスとしてのWebシステム構築
-5.オープン&クローズ戦略
活動年表2018-2022年度
発行物一覧
プロジェクトメンバー
巻末鼎談
おわりに/あとがき
参照リンク