寄生するメディア坂
鹿山雄生
環境設計コース(学部) 環境設計学科 ※制作時所属
卒業研究
- 制作時学年
- 学部4年
長崎は山々と港湾に囲まれた自然豊かな景観と、鎖国のときから唯一貿易を許された地として和洋折衷の独自の文化を成り立たせてきた。坂を登り、見渡す原風景は国内でも有数の景勝地として知られる。しかし、高齢化と人口減少の問題により、空き家が増加し、それに伴い、高台にある歴史ある洋館の存続危機や夜景における斜面地の光の減少など、長崎の原風景が失われ始めつつある。
そこで本設計では敷地に存在する基盤インフラ(グラバースカイロードと呼ばれる斜行エレベーター)を利用することで長崎の問題点を解決し、傾斜地に付加価値を与え直す提案をおこなった。
形態的な操作として、階段の踏面や蹴上の高さに変化を与えることにより、坂に多様性と冗長性を持たせ、壁の角度を変えることにより、各標高で景観の切り取り方を変えた。
プログラムとしては、伝統芸能館と図書館、私空間を配置し、景観とアクティビティに関連性を持たせるものとした。
そこで本設計では敷地に存在する基盤インフラ(グラバースカイロードと呼ばれる斜行エレベーター)を利用することで長崎の問題点を解決し、傾斜地に付加価値を与え直す提案をおこなった。
形態的な操作として、階段の踏面や蹴上の高さに変化を与えることにより、坂に多様性と冗長性を持たせ、壁の角度を変えることにより、各標高で景観の切り取り方を変えた。
プログラムとしては、伝統芸能館と図書館、私空間を配置し、景観とアクティビティに関連性を持たせるものとした。
添付ファイル |
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