NEWS

【伊都キャンパスにアートガーデン設置】知足美加子《植物の一年時計》

この写真の作品《植物の一年時計》は、植物が1年にわたり順に開花するようデザインされたアートガーデンです。2022年6月に開催されるGYA(グローバルヤングアカデミー学会)の大会テーマ「感性と理性のリバランス:包括性と持続性に向けた科学の再生」の実践の一つとして、九州大学(伊都キャンパスビッグオレンジ前)に制作されました。 九州北部豪雨災害(2017年)の復興支援として「黒川復興ガーデン」を制作したことから発想を得ています。

このアートガーデンは、九州大学にある「生物多様性保全ゾーン」に自生する在来種を中心に植栽されています。また、方角を明記し、日の出入り、北極星の位置など、星々と自分のつながりを感じるように設計されています。このガーデンは、修験道の曼荼羅のオマージュです。曼荼羅は、大いなる関係性の中で私たちが生かされていることを表現しています。人々の心の中に、自然の循環や時間への想像力を喚起し、現在の植生を将来世代に伝えるものです。

*6/14に九州大学伊都キャンパスで行われる学会オープニングにて、本作品の紹介と栗山斉先生のインスタレーション作品展示もあります。

《植物の一年時計》
【作品制作】
知足美加子
九州大学大学院芸術工学研究院 教授

【植物監修】
矢原徹一
九州オープンユニバーシティ 理事

【造園】
宗像緑地建設株式会社

【動画制作】
九州大学知足研究室 (渡邉慧大、濵田輝、内藤真星、依田拓海、於保杏咲、伊藤連胆)

【協力】
英彦山神宮
曹洞宗万歳山 龍国寺

 

参照リンク