卒業生の声

公開日:2023.03.01

アート・デザインを通して楽しく豊かな体験を設計する

藤岡 定さん

anno lab代表、メディア・アーティスト

  • 2004年 九州大学工学部電気情報工学科卒業
  • 2007年 大学院芸術工学専攻音文化学修士課程修了
  • 2010年 大学院芸術工学専攻音文化学博士課程修了
  • 2010年 - 2012年 九州大学大学院芸術工学研究院 学術研究員
  • 2012年 - 現在 株式会社あのラボ 設立~株式会社あのラボ 代表取締役
関連する学科・コース・専攻
  • 音響設計コース(大学院)
  • コミュニケーションデザイン科学コース

現在のお仕事について教えてください

福岡を拠点に多様な経歴をもつクリエイターたちが活動するanno lab(あのラボ)という会社の代表をしています。anno labは、2021年に、雑誌Penがその年活躍したクリエイターをたたえる「Pen Creator Awards」に選ばれました。2020年8月には、anno lab初の常設美術館「不均質な自然と人の美術館」を大分県豊後高田市に開館し、館内の作品の一つ「太陽と月の部屋」が2022年、第25回文化庁メディア芸術祭のアート部門で大賞を受賞しました。福岡では、福岡市科学館、福岡市動植物園、福岡タワーなどにanno labが制作した常設の体験コンテンツが置かれています。

あなたの芸工生時代についてお聞かせください

九州大学工学部を卒業し、大学院から芸術工学専攻音文化学に入り、博士課程を修了しました。中村滋延先生(現:九州大学名誉教授)の元でメディア・アートについて研究し、とにかく国内外の芸術祭などのコンペに作品を応募しまくって活動していました。その中で出会った人達は、今でも仲良くしているアーティストやキュレーター、オーガナイザーの人たちが多いので、とても良い経験だったと感じています。また、学内の仲間たちとおこなった「九州好青年科学館」という自主企画の展示をきっかけに、卒業後それぞれ就職を経て、その仲間たちと一緒にanno labを設立しました。

受験生に向けてのメッセージ

僕らは今でも学祭をやるように仕事をしていて、当時のままに楽しく一緒に活動しています。僕自身、学生のうちにやったことはそのまま自分の原点として宝になっているので、皆さんも全力で楽しみ、全てを糧にして欲しいと思います。

参照リンク