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上村洋一コンサートを7/22に開催:シリーズ演奏会「音楽と非人間」第1回

九州大学芸術工学部では、このたびシリーズ演奏会「音楽と非人間」の第1回として、上村洋一コンサートを7月22日(土)に開催します。

今回は、上村洋一氏が世界各地を旅しながら録音してきた音の風景を皆さまにお伝えします。
日本国内であれば、北海道知床オホーツク海の流氷、海外ではアイスランドの氷河地帯、フィンランドの太古氷河の痕跡や、ピーター・ズントー設計の温泉建築Therme Valsなどの環境音を組み合わせ、瞑想的で没入的なサウンドを演奏いたします。


日時:2023年7月22日(土)19時開演(18時半開場)

会場:九州大学大橋キャンパス音響特殊棟
     福岡市南区塩原4-9-1

お申込み:下記Peatixイベントページより、チケットをご購入下さい。当日券はございません。

アーティストプロフィール 上村洋一
視覚や聴覚から風景を知覚する方法を探り、フィールドレコーディングによる環境音と、ドローイング、テ キスト、光など視覚的な要素と組み合わせたサウンド・インスタレーションや、絵画作品、映像、パフォー マンス、電子音響作品などを制作し国内外で発表している。フィールドレコーディングを「瞑想的な狩猟」 と名付け、その行為を通して、人間と自然との内的で精神的な繋がりを探求し、近年は、地球温暖化で減少 を続けている北海道知床のオホーツク海の流氷のリサーチや、フィンランドの太古氷河の痕跡、アイスラン ドの氷河などのリサーチを元に制作をしている。
http://www.yoichikamimura.com/

「音楽と非人間」シリーズ・コンセプト
今年度の「音楽と非人間」というコンサートシリーズは、3年間の研究プロジェクトの一環で、前近代的で非西洋的な存在論に根差した日本の哲学と美学を基にして、人間の音と非人間の音の関係を新たな視点から解釈します。
作曲家たちは自然や精神的な要素との関わりを探求し、前近代の哲学や能楽の作品からインスピレーションを得ています。自然からのインスピレーションやフィールドレコーディング、伝統楽器を用いた現代音楽が交差し、不安定な時代において音楽を創り、聴き、共有する、(そして議論する)意味のある方法を定めていきます。

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