卒業生の声

公開日:2025.03.13

仮説と検証を繰り返す毎日

津久井 智也さん

株式会社IHI 技術開発本部 技術基盤センター ターボ・機械要素技術部

  • 2008年 芸術工学部音響設計学科卒業
  • 2010年 大学院芸術工学府芸術工学専攻コミュケーションデザイン科学コース修士課程修了
  • 2010年- 現在 株式会社IHI 技術開発本部研究員
  • 2021年 東京工業大学 システム制御系博士課程修了
関連する学科・コース・専攻
  • 音響設計コース(学部)
  • 音響設計コース(大学院)
  • コミュニケーションデザイン科学コース
  • 音響設計学科

現在のお仕事について教えてください

重工業メーカーの研究開発部門において、音に関わるさまざまな問題・課題の解決に取り組んでいます。一般的な産業用機械やプラントから発生する騒音、航空機ジェットエンジンやターボコンプレッサなどの回転機械から発生する騒音の予測・対策、水中を伝搬する音の予測・評価など、重工業ならではの音を対象にした研究開発がテーマになります。

あなたの芸工生時代についてお聞かせください

地元の高専時代から音に関連したエンジニアになりたいと思い、音響学を学ぶことができる芸術工学部に編入しました。研究室に配属されてからは、指導教授や先輩・後輩と議論しながら日々研究に励んでいたと思います。シミュレーションや実験の結果を鵜呑みにせず、なぜそのような結果が得られたのかを考え、仮説をたてて検証する研究開発のスタイルは今でも大切にしています。

受験生に向けてのメッセージ

芸術工学部には多種多様で興味深い学び・研究テーマがたくさんあります。どのようなことであれ、学生時代に夢中で没頭した経験は自分への自信につながり、その後の人生の糧になります。みなさんの学生生活が楽しく実りあるものになるようお祈りしています!