公開日:2020.02.10
学ぶことの本当の価値をデザインが教えてくれた
望月 鞠花さん
(株)本田技術研究所 デザインセンター アドバンスデザイン室
- 2016年 工業設計学科卒業
- 2016年 - 2019年 (株)本田技術研究所 二輪R&Dセンター デザイン開発室
- 2019年 - 2020年 本田技研工業(株)二輪事業本部 ものづくりセンター デザイン開発部
- 2020年 - (株)本田技術研究所 デザインセンター アドバンスデザイン室
関連する学科・コース・専攻
- インダストリアルデザインコース(学部)
- 工業設計学科
現在のお仕事を教えてください
私は現在、ホンダで二輪車のデザイナーとして働いています。入社してからの4年間で、カラーリングや機能部品のデザイン、メーターのUIの作成などに携わりました。一見、機械の部品だらけのバイクにもデザイナーがいるとイメージできる人は少ないかも知れませんが、機能とデザインの両立を目指す、とても面白い仕事だと思っています。
あなたの芸工生時代について教えてください
芸工時代は学園祭のために何日も体育館にこもって大道具を作ったり、全学部共通の運動部に所属して汗を流したりして充実した生活を送っていました。その中で出会った好奇心旺盛で積極的な友人たちの影響を受けて、多くの体験ができたことは良い思い出です。また、入学式で当時の学部長が話して下さった、「1.5流になれ」(1流の専門を持ちながら、他にもう一つ強みを持ちなさいという意味)という言葉は今でも心に残っています。
受験生に向けてのメッセージ
学生時代には、理系科目を中心に取り組むことが、「デザイナー」を目指す上で回り道に感じたこともありました。しかし、今は学んだことや培ったことは自分にとっての資産だと思っています。プロダクトデザイナーに求められることは多角的に広がり、ますます知識の幅も必要な時代になってきているのではないでしょうか。ぜひ、1.5流の世界に足を踏み入れてみてください。