学生作品・研究

砂漠のスクリーン(第29回空間デザイン・コンペティション 入選)

公開日 :2023.01.27

服部圭佑

環境設計コース(大学院) ※制作時所属

受賞作品

制作時学年
修士1年
ガラスは映像を可視化させる感光板のような半透明のスクリーンである。
イメージは光だけをその面に留めて実在的な作用は通過する。
建築にはその土地の気候や歴史を記憶し留める働きがある。
ガラスは美しい景色を映すだけでなく、風土そのものを受けとめることもできるのではないだろうか。
ガラスの文化が生まれたといわれる砂漠の大地で砂粒や傷を受けとめる。
本提案では、砂漠に「現場打ち」のガラス建築を想定し、それにより行き交う人々の拠り所を提案する、建築は砂漠で蜃気楼のように立ち上がる。