学生作品・研究

大気的均衡・引力の場 ー元野外彫刻館ー

公開日 :2021.02.12

藤井 明日翔

環境設計学科 ※制作時所属

卒業研究

制作年
2021年
制作時学年
学部4年

これからの美術館には、作品の世界が見る人自身の中に浸透しやすいことが求められる。これには、従来の作品世界の発信ではなく、対話を想定する必要がある。山口県宇部市で開かれ、その作品が町に溢れる野外彫刻展の美術館を設計するにあたり、野外彫刻が持つ対話の要素を考えた。それは人の心から生まれる景色「情景」であり、敷地特性から空を舞台とする。雲の中に見え隠れする彫刻の情景。その中で人々は大気的な均衡によって作品に惹かれていく。