学生作品・研究

待つことの快楽(第17回ダイワハウスコンペティション 佳作)

公開日 :2022.12.26

柳雄貴 片山諒

環境設計コース(学部) 環境設計学科 ストラテジックデザインコース(大学院) 環境設計コース(大学院) 環境・遺産デザインコース デザインストラテジー専攻 ※制作時所属

受賞作品

制作時学年
修士2年
電気を使わないことで、待つことに快楽が生まれた。
私たちは電気を使うことで時間をコントロールしてきた。
照明によって明るい時間を延ばしたり、電子レンジによって一瞬で物を温められるようにした。電気を使わなくなると、私たちは物本来の時間を受け入れ、忘れかけていた「待つことの豊かさ」を思い出す。
ゆっくりと部屋が暖まるのを待つ感覚、誰かの帰りを待つワクワク、私たちは無意識のうちに待つことの豊かさを排除してきたのかも知れない。
待つことの快楽によって人と生活の関わり方を見つめ直す。