在学生の声

公開日:2024.03.22

興味関心の宇宙へ

山﨑 涼介さん

メディアデザインコース(学部)
  • 福岡県立城南高等学校 卒業/
  • 九州大学芸術工学部芸術工学科メディアデザインコース 2021年入学/
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  • メディアデザインコース(学部)

芸術工学部を選んだ理由について教えてください。

もともと中学時代は美術部に所属しており、漠然と芸術の道に進むつもりでいました。しかし、中学2年生の頃に色覚異常(私の場合2型2色覚です)と診断され、一度その道を諦めたという過去があります。普通科の高校に進んだ私ですが、転機が訪れたのは大学受験期です。芸工の先生が携わった色覚多様性に配慮した(カラーユニバーサルデザイン)九大キャンパスマップについてのニュース記事を読み、新たな芸術の道・芸工への志望を決意したのです。

印象に残っている授業とその理由について教えてください。

やはり2年次の「色彩学」が印象深いです。私が色覚多様性に関心があるというのが大きいですが、やはり色の見えや色覚について計算を交えつつ光学的に学ぶというのは、他大学や他学部ではなかなかない授業なのではないでしょうか。同じく2年次の「タイポグラフィックデザイン」の授業も魅力的でした。活字・フォントの世界は、本当に奥深いものです。一度入ってしまうと、抜け出せないような面白い世界です。みなさんも是非どうぞ。

あなたの学生生活について教えてください。

普段は多くの時間を趣味に注いでいます。特にフォント制作と麻雀が好きで、一日のほとんどをそれらが占めるような日も少なくありません。フォント制作は大学に入ってから始めました。一方、麻雀に初めて触れたのは幼稚園の頃です。どちらも私の人生における重要な存在となっています。趣味の世界は人智の及ばない宇宙のように深い魅力があります。興味関心のある分野はトコトン熱中してしまう性分なので、そんな宇宙の奥へ奥へと進む毎日を送っています。

受験生に向けてのメッセージ

芸術工学部はヘンな学生だらけです。ヘンであることは決して悪いことではなく、みなそれぞれ個性をもって自分の興味関心のある分野を究めようとしている現れなのです。この芸工で学びたいという意志がある方は、そのきっかけや理由を大切にしながら(ときに他の分野も広く見て)、突き詰めてみてください。おのずと興味関心の宇宙にたどり着くはずです。みなさんの志望が叶い、大橋キャンパスでともに学べる日が来るのを楽しみにしています。