在学生の声

公開日:2024.03.22

リモートで社会人音響工学博士を目指しています

星加 慧さん

音響設計コース(大学院)
  • 愛媛県立松山南高等学校 卒業/
  • 九州大学芸術工学部音響設計学科 卒業/
  • 九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻コミュニケーションデザイン科学コース修士課程 修了/
  • 九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻博士後期課程 2022年入学/
関連する学科・コース・専攻
  • 音響設計コース(学部)
  • 音響設計コース(大学院)

大学院芸術工学府を選んだ理由について教えてください。

中学生の時にギターに興味を持ち、高校生の時には自身のバンドや軽音楽部で演奏をしていたことから、音楽や音に興味を持ち始めました。親戚が福岡に住んでおり、一人暮らしをしやすそうだったので、進学先として九大を考えていましたが、その中に音について学べる芸術工学部を見つけたのが選んだきっかけです。学部と修士課程で6年間学んだ後は企業へ就職し、5年の社会人生活を経て、社会人博士課程へ入学しました。就職後も学会などで先生や職員の方と会う機会があり、ご縁を感じていたことと、一度社会に出て見てもこの場所が世界的にトップレベルの音響工学技術を扱っていることが博士課程候補先の決め手でした。

印象に残っている授業とその理由について教えてください。

学部時代の「聴能形成」と「音響構成」が特に記憶に残っています。「聴能形成」では音の大きさや高さの違いを聞き分けられるようになる授業で、音の素養を身につけることができる授業です。「音響構成」ではレコーディングエンジニアの講師の方に教わりながら楽器演奏や野外の鐘の音など、多岐にわたる収録・再生を間近に体験しました。どちらの授業も自分の感覚と物理量(音圧レベル・周波数)を対応させる良い経験になりました。

あなたの学生生活について教えてください。

関東在住で、会社で働きながら博士の学位取得を目指しております。週1回のオンラインでのゼミ参加で議論したり、アドバイスをもらったりしながら、年に数回の学会発表と論文作成に取り組んでいます。リモートでの多様な研究スタイルを受け入れていただき、良い学びと成果をあげることができていると感じています。

受験生に向けてのメッセージ

音や音楽について総合的に学べる場所は他にないと思います。音の世界は学んでも学んでも奥が深く面白いです。また、優しくて気の置けない同級生や先輩・後輩、先生や職員の方に恵まれて楽しい環境です。一緒に研究や勉強を頑張りましょう。