在学生の声

公開日:2024.03.22

実務・実践経験をソーシャルデザインに繋げる

嶋田 知子さん

人間生活デザインコース(大学院)
  • 京都府立綾部高等学校 卒業/
  • 関西大学工学部建築学科 卒業/
  • 東京工業大学大学院総合理工学研究科環境理工学創造専攻 修士課程修了/
  • 九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻博士後期課程 2022年入学/
関連する学科・コース・専攻
  • 人間生活デザインコース(大学院)

大学院芸術工学府を選んだ理由について教えてください。

私は、11年間の国土交通省でのキャリア経験を経て、舞鶴高専で特命教員として働きながら芸術工学府博士後期課程で学ぶ社会人学生です。高専では、主に土木分野のインフラ維持管理人材を育成する実践的な教育システムの構築や教育プログラムの開発・運営の他、市民協働型インフラ管理の実現に向けた研究等に取組んでいます。芸術工学府では、デザインという切り口で学際的な研究が展開されていて、実務・実践経験をベースとしたソーシャルデザイン研究に取組めることに魅力を感じました。

印象に残っている授業とその理由について教えてください。

博士後期課程のため、授業としては論文作成や研究指導に関する必修科目のみ履修しています。授業外ですが、国際的な6大学の学生が集うGlobal Design Projectに参加する機会をいただきました。初めて経験するグローバルなオンラインコラボレーションは非常にチャレンジングでしたが、海外の優秀な学生達とも繋がれたとても貴重な経験でした。

あなたの学生生活について教えてください。

京都府舞鶴市在住のため、普段はオンライン中心ですが、月に1回、対面でのゼミ参加と研究指導を受けるために大橋キャンパスへ通っています。普段は、仕事や家事・子育ての合間を縫って研究に取組んでいますが、福岡に来たときは、一人の学生として、若い友人との交流や指導教官とのミーティングを楽しみ、自分だけの貴重な時間を満喫しています。

受験生に向けてのメッセージ

年齢もキャリアも異なる社会人学生であるが故に、芸術工学府のある大橋キャンパスで展開されている活動や研究に、社会を変革し未来を創造する力を感じます。工学部出身の私にとって芸術は憧れでした。芸術と工学を一体として学べる場所へ、どうぞお越しください。