卒業生の声

公開日:2020.02.10

最⾼の⾳楽体験を届けるために

土谷 慎平さん

ソニー株式会社 R&Dセンター Tokyo Laboratory 20

  • 2007年 音響設計学科卒業
  • 2009年 大学院芸術工学専攻修士課程修了
  • 2009年 ソニー株式会社入社 以降、オーディオの要素技術開発に従事
  • 所属:ソニー株式会社 R&Dセンター Tokyo Laboratory 20
関連する学科・コース・専攻
  • 音響設計コース(学部)
  • 音響設計コース(大学院)
  • 音響設計学科

現在のお仕事を教えてください

私は騒音下でも良い音を提供する為、ヘッドホンなどに搭載されているデジタルノイズキャンセリング技術の研究開発を行っています。
具体的には音響信号処理の基礎アルゴリズムの開発から、実際の製品での実用化の為の専用プロセッサー開発、ソフトウェア開発まで幅広く行っています。
周囲からの騒音をリアルタイムに直接音で打ち消すためには、音響、ハードウェア、ソフトウェアの各方面からの統合的な開発アプローチが必要になり、日々研究を重ねています。

あなたの芸工生時代について教えてください

入学前から音響技術に対する興味関心が強かった私は音響設計学科のカリキュラムはとても魅力的で、とにかく音響設計そのものに夢中になった学生時代でした。
親身になってくれる先生方や、同じ志を持ち全国から集まった音響設計学科の友人達と日々議論しながら一緒に学び、音に対して物理や電気的側面だけでなく聴覚心理など多方面から知見を広げられたことは今の仕事にとても役立っております。

受験生に向けてのメッセージ

高校時代に自分の将来のキャリアを考えながら進路を決めることは大変なことですが、何を学ぶにしろ、いかに自分が夢中になれるものを見つけて大学生活を過ごせるかが大切だと思います。

入学してからも人生、進路に悩む場面は必ずあると思いますが芸術工学部は周りから色んな刺激をもらいながら、自分の可能性を広げられる場だと思います。