卒業生の声

公開日:2020.02.10

金管楽器が好き。その思いで芸工を選び、今がある。

南屋(村山) えり子さん

ヤマハ株式会社 B&O事業部B&O開発部管教育楽器開発グループ

  • 2006年 大学院情報伝達専攻修士課程修了
  • 2006年 ヤマハ株式会社 入社
  • 所属:B&O事業部B&O開発部管教育楽器開発グループ
関連する学科・コース・専攻
  • 音響設計コース(大学院)
  • コミュニケーションデザイン科学コース

現在のお仕事を教えてください

金管楽器および教育楽器の商品開発や設計をしています。
伝統的な形の金管楽器はもう完成されたもので、設計することってあるの?と聞かれることがあります。ですが、オーケストラや吹奏楽、ジャズなど多方面のジャンルで、モデルごとに求められる市場や音楽演奏家の声が少しずつ異なります。「こんなふうに演奏したい」を具体的な形にするための仕事であると考えています。

あなたの芸工生時代について教えてください

私は学部までは別の大学にて、音の信号処理に関わる研究テーマに取り組みました。また一方で、小学校から続けてきた金管楽器が好きというバックグラウンドから、音だけでなく楽器に関わる研究をやりたい気持ちから大学院を探したところ、芸工にたどり着きました。金管楽器奏者の口腔内の研究を主に取り組み、また音を聴く人の心理やホールの音響設計に関わる講義など、多彩な専門分野の講義があり刺激的な2年間でした。

受験生に向けてのメッセージ

自分の学びたいことは何かを、じっくりと考えてみるのはいかがでしょうか。大学は自分の興味のあることを深く掘り下げられる、絶好の場です。もし音楽などの芸術を科学的な目で見てみたいという気持ちが芽生えたとき、芸工にたくさんヒントが隠れているかもしれないですよ。