学生作品・研究

写真展『7つのファインダーと、あとお茶。』

公開日 :2009.04.21

佐藤俊太、佐伯理美、世戸誠典、田中彩乃、堀内宏臣、湊結衣子、山田新

画像設計学科 ※制作時所属

学生作品・研究

制作時学年
学部4年

カメラが好き。写真が好き。そんな芸工生7人が集まり開いた写真展です。「あなたの日常生活は?」という共通のテーマで各々が写真を使って制作した【立体作品の展示スペース】、一人一人の個性を活かした【個人の展示スペース】があります。また写真の展示だけではなく、観に来ていただいた方にくつろいでいただくための【カフェスペース】を作り、交流の場を用意しました。

個人スペース紹介
佐藤:「写真展」という言葉が持つ堅いイメージや敷居の高さを崩し、写真とは機材や腕の良し悪し関係無く、もっと誰もが気楽に付き合えるものであるはずだというメッセージを伝える為、プライベートな部屋をイメージした展示空間を作りました。展示したものは、一人旅の際に出会った風景写真が中心です。
佐伯:「毎日をもっと楽しくしてくれるもの」や「理想の生活」を提案した写真集を制作し、ほっとするような優しい雰囲気の展示空間にしました。また作品を多くの方に見て頂けるよう、ポストカードを作り置いています。
世戸:写真を撮りに出かける度に足元に転がるゴミが気になっていました。そこで私は、ひとつの美しい世界を写真と絵で描きながら、足元に撮り貯めていたゴミの写真を散らした作品に仕上げました。見てくださった方が何か感じていただけたらという想いで作りました。
田中:いつも持ち歩いているカメラを使って今まで撮ってきた写真を展示しました。見た人に写真を身近に感じてほしいと考え、自宅で使用している手軽な展示法を用いて飾りました。
堀内:自分が撮った写真を見返したときに、いくつかの傾向に気が付きました。そしてその傾向による写真どうしの近さや、微妙な違いをより正確に表すために、縦横だけでなく高さを加えた、三次元の距離で表すフレームを作成し、展示しました。
湊 :トイカメラを使った写真を展示しました。作品全体としてのテーマは特に設けませんでしたが、一つ一つの写真は自分らしい表現にこだわって撮影しました。特に動物園での写真は動物のかっこよさ、男らしさを表現する為にフィルムを選び、クロスプロセス現像に挑戦しました。
山田:人形を様々な場面で撮影し写真集にすることで、実際に人形が生きているかのように感じられることを目標に作品を制作しました。