日常階段 公開日 :2021.02.12 田中 華乃 環境設計学科 ※制作時所属 卒業研究 制作年 2021年 制作時学年 学部4年 滋賀県大津市に建つ菊竹清訓設計の西武大津ショッピングセンターがいま壊されようとしている。菊竹氏は通常ネガティブな要素になりがちな非常階段を過剰に配置することで造形美に転換した。しかし階段群が人々に実際に使われることはなかった。この過剰で無駄とも思える西武大津の階段システムを再解釈し、躯体を部分的に残しつつ隣接する新しい棟を設計することで人々の活動と結びつく商業施設と集合住宅を再構築する。これまで使われることのなかった「非常」階段を「日常」階段に変えるプロジェクトである。 シェアする