大学院芸術工学府 芸術工学専攻 コミュニケーション
デザイン科学コース

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コミュニケーションデザイン科学コース写真
コミュニケーションデザイン科学コース写真

視聴覚情報のトータル・コミュニケーションアーキテクトを育成するコース

コミュニケーションデザイン科学コースは、芸術工学の視点から、芸術工学的感性を持ち、視聴覚情報を核とするコミュニケーションに関するツール・機器及びスキルを統合し、通信の最終的な目的である「トータル・コミュニケーション」の質を高め、人間生活の向上に資するための教育・研究を行うことを目的としています。

そのために、視聴覚情報融合・音響情報伝達・画像情報伝達・ホールマネジメントエンジニアリングという4つの講座において、コミュニケーションの源としての言語、音楽、音声、画像・映像などの情報の成り立ちや特質および伝達技術や処理方法、それらの情報を伝達・受容するホール等の空間におけるエンジニアリングに関して教育を行います。

本コースでは視聴覚コミュニケーションのコンテンツを理解し、メディア及び場すなわちコミュニケーション環境の特性を熟知した、視聴覚情報のトータル・コミュニケーションのデザインを担える人材を育成します。

本コースの修了生は、情報処理産業、映像通信産業、放送、放送機器、楽器製造、画像計測・測量、医療技術、医療機器産業、建築音響、騒音制御、音環境計画、出版・印刷業、音声言語教育、学芸員、音楽マネジメント、ロボット産業、官公庁の研究所、大学等の教育・研究者など幅広い分野で活躍できることが期待されており、それらに資する教育を提供することを目指しています。

ホールマネジメントエンジニア育成プログラム写真

ホールマネジメントエンジニア育成プログラム

ホールマネジメントエンジニア:HMEとは、劇場・音楽堂等の文化芸術施設で活動する多くの専門職人材間の統括調整の役割を果たすことができる、劇場支配人的人材のことです。

この人材に求められるのは、
(1)舞台機構、音響、照明に関する工学的知識を基盤として、
(2)文化芸術に関する知識と感性、
(3)地域文化芸術振興のための公共政策知識、
(4)地域文化芸術振興事業の企画実践能力
を有しながら、これらの幅広い分野の統括ができ、施設の総合的管理運営ができる能力です。

コミュニケーションデザイン科学コースではホールマネジメントエンジニアリング講座を設置し、主体的に運営を行っています。

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教員紹介

教員一覧
音響情報伝達
教員名 職名 専門分野
鏑木 時彦 教授 音声情報処理
河原 一彦 准教授 音響システムの性能評価に関する研究
澤井 賢一 助教 数理工学,知覚の数理モデル
村上 泰樹 助教 聴覚情報処理
若宮 幸平 助教 音声科学
視聴覚情報融合
教員名 職名 専門分野
鮫島 俊哉 教授 音響工学
高田 正幸 教授 音響心理学、音響工学
山内 勝也 准教授 音響心理学、騒音環境学
井上 尚久 助教 建築音響学、計算音響学
画像情報伝達
教員名 職名 専門分野
原 健二 教授 コンピュータビジョン、パターン情報処理
井上 光平 准教授 パターン認識、画像処理
小野 直樹 准教授 画像解析処理
吉永 幸靖 准教授 画像処理、信号処理
ホールマネジメントエンジニアリング
教員名 職名 専門分野
尾本 章 教授 建築音響学
中村 美亜 教授 文化政策、アートマネジメント、アートとケア、アートベースリサーチ
長津 結一郎 准教授 アートマネジメント

進路・就職先

本コース修士課程修了後は、通信、音響、電機などのメーカーをはじめ、情報、放送、音環境、出版など、視聴覚情報に関わる企業に就職、あるいは、大学院博士後期課程に進学しています。

主な就職先
日本電信電話/ NTTドコモ/NTTネオメイト/日本放送協会/日本放送協会 (放送技術研究所)/NHKアート/NTTコムウェア/NTTデータ/ゼンリン/昭和システムエンジニアリング/三菱UFJインフォメーションテクノロジー/ペンシル/ソルネット/永田音響設計/小林理学研究所/構造計画研究所/ I H I(旧:石川島播磨工業)/ヤマハ/TOA/日東紡音響エンジニアリング/ソニー/パナソニック/パナソニックエレクトロニックデバイス/キヤノン/任天堂/岡村製作所/リコー/デンソー/富士通ソフトウェアテクノロジーズ/富士通九州ネットワークテクノロジーズ/ライトボーイ/丸紅/日豊資材/デジタルプロセス/トイロジック/Jetrunテクノロジ/TDI ビジネスシステムズ/ズーム/ヒューマンテクノシステム/ 大賀薬局/コスモス薬品/オフィス・トゥー・ワン/佐賀県公立学校教員(中学校・理科)/流山市役所/水資源機構/大学院博士後期課程進学

卒業生の声