
音響設計コースの学生らが2024年度 未踏IT人材発掘・育成事業「スーパークリエータ」に認定されました
2025.06.05
受賞
芸術工学部ではネーミングライツパートナーを募集しています。詳細はこちらをご覧ください。
詳細は以下参照リンクからご確認ください。
「音楽においては、楽器が、それによって可能となる表現に先行することがよくある。新しい楽器が多かれ少なかれ、雑音という性格をもつのは、このためである。」ジャック・アタリ(1977) 「ともすると音楽 / Maybe it’…
九州大学芸術工学部・大学院芸術工学府 音響設計コース音文化学講座では、このたび「芸術×科学による分野横断型高度クリエイティブ人材育成プログラム」との共催により、Daisuke Tanabe と Yosi Horikawa…
音響設計コースでは、音に関連する芸術、科学、技術の幅広い分野を対象として、総合的な課題解決能力をもった人材の養成を目的としています。デザイン科学系、デザイン工学系、設計・制作系、文化・社会デザイン系の4系統の科目を通じて専門知識を修得し深化させ、音に関する芸術工学的感性、人間に適合した音環境を創出する音響設計、音響情報の高品質化、音に関する芸術文化の創造を実現する能力を養います。これらを通して、音に関する文化、環境、情報の視点からデザイン対象に多面的にアプローチし、音に関わる新しいデザインの分野を切り開く力を身につけます。
音や音楽に関わる歴史や文化、作品制作や表現理論、技術に関する知識や実践力を活用し、音文化の特徴や課題について学びます。
数理や工学の基盤の上に、音の解析・制御・評価、すべての人に適した音環境の設計、音響情報の適切な処理・伝達について学びます。
人間の視聴覚に関する知覚システムと生理的機序、音声によるコミュニケーションなど、人間の情報処理について科学的観点から学びます。
(写真:五感応用デバイス研究開発センター)
音に関連する芸術、科学、技術の幅広い分野を対象として、基礎研究や応用研究、作品制作などの実践的な教育を行います。まず、コースコア科目を通して、音に関する芸術文化の創造に資する研究や制作、人間に適合した音響環境の創出、音響情報の高品質化を計画し、遂行する能力を修得します。また、展開科目を通して、専門的知識を統合・応用し、音響設計に関わる諸課題を解決する能力を身につけます。さらに、スタジオプロジェクトや芸術工学演習などを通して様々な技能を実践的に修得した上で、修士論文または修士作品を提出します。
ホールマネジメントエンジニア:HMEとは、劇場・音楽堂等の文化芸術施設で活動する多くの専門職人材間の統括調整の役割を果たすことができる、劇場支配人的人材のことです。
この人材に求められるのは、
(1)舞台機構、音響、照明に関する工学的知識を基盤として、
(2)文化芸術に関する知識と感性、
(3)地域文化芸術振興のための公共政策知識、
(4)地域文化芸術振興事業の企画実践能力
を有しながら、これらの幅広い分野の統括ができ、施設の総合的管理運営ができる能力です。
| 教員名 | 職名 | 専門分野 |
|---|---|---|
| 尾本 章 | 教授 | 建築音響学 |
| 鏑木 時彦 | 教授 | 音声情報処理 |
| 鮫島 俊哉 | 教授 | 音響工学 |
| 高田 正幸 | 教授 | 音響心理学、音響工学 |
| REMIJN, Gerard Bastiaan | 教授 | Perceptual Psychology |
| 上田 和夫 | 准教授 | 聴覚心理学、聴覚認知心理学 |
| 河原 一彦 | 准教授 | 音響システムの性能評価に関する研究 |
| 城 一裕 | 准教授 | メディア・アート |
| 西田 紘子 | 准教授 | 音楽学 |
| 山内 勝也 | 准教授 | 音響心理学、騒音環境学 |
| 吉永 幸靖 | 准教授 | 画像処理、信号処理 |
| 井上 尚久 | 助教 | 建築音響学、計算音響学 |
| 曽村 みずき | 助教 | 音楽学(日本音楽史) |
| 蓮尾 絵美 | 助教 | 認知科学、音楽心理学 |
| 北條 知子 | 助教 | 実験音楽、サウンド・アート |
| 村上 泰樹 | 助教 | 聴覚情報処理 |
| 若宮 幸平 | 助教 | 音声科学 |
音響通信機器・電機・楽器などのメーカーをはじめ、建築音響・騒音制御関連、ソフトウェア、通信関連、企業内の研究所など、音に関わる様々な企業において活躍することが期待されています。